
家でのんびりと読書をしていたら、伯父と父から連絡があった。
なにしろ老人である。2人で外出していることは知っていたが、不吉なことしか想像できない。
しかし話を聞いてみると、「墓参りのついでに山に登ったら疲労困憊して、下山してから帰宅するのが大変になった」というだけだった。
2人を迎えに霊園まで行き、一緒に蕎麦を食べ、帰宅。
伯父を送り届けた時には、伯母も従妹もずいぶん心配し、怒っていた。
老いるとはこういう事なのだ。
父も伯父もよく歩く人達だが、自分の体力の加減さえわからなくなっている。元気に歩いていて、ふと足を止めたところで疲労に気づく。山の中や展望台でこの状況になっていたら、さらに面倒だったはずだ。
しかしLINEで「助けてください」と届いた時には本当に驚いた。
父も伯父も同じ文面なのだから、ホラー映画の冒頭みたいである。
まあ、大事なくて良かった。

少し前から始めた「ドラゴンクエスト7」は、そろそろ佳境となる。
ようやく悪の大魔王的な存在を倒したが、どう考えてもこれで終わりではない。
ものすごくわざとらしい「これでエンディング」みたいな演出の後に、まだ冒険を続けている。
なかなか楽しいゲームではある。
ただし、自分は古い人間なので、昔のドラゴンクエスト・シリーズのセオリーにどうしても引っ張られてしまう。
戦闘においては、毎回そんなに強い魔法を連発して大丈夫なのかと心配してしまう(大丈夫)。それに、シナリオが残酷すぎるのも引っかかる。
残酷というよりは、卑怯な人間や悪辣な人間ばかり登場するのだ。
個人的には、これはドラゴンクエスト的ではないように思える。僕が子供の頃に遊んだドラゴンクエスト・シリーズは、敵も市井の人々も冒険の関係者も、週刊少年マンガのノリだった。それがこの「ドラゴンクエスト7」では青年漫画くらいに暗く厳しく斜に構えたストーリーになっている。
これが、昨今よくある少年漫画の話題作のように「少年漫画なのにここまでダークでハードなのは凄いでしょう」という、奇をてらったものだったら嫌だな、と心の隅で思いながらゲームを楽しんでいる。
ちなみにゲームの難易度はとても優しい。
なにしろ回復する場所がたくさんある。
敵の拠点前はもちろん、ボスキャラのいる大部屋の前にすら、セーブと無料の回復ができる女神像が置かれているのだ。邪教の神殿的な場所にまであるので、さすがに世界観にそぐわない気がしているけれど、世界を救う旅をしている身としては安心安全である。
さらに、物語の途中で「これから強い敵と戦ってくださいな」と誰かから頼まれた時には、依頼者がキラキラッと謎魔法を使って体力も魔法力も回復してくれる。そんなにお手軽に回復できるのならば、冒険の旅に同行して欲しいものである。
気になるところもあるけれど、総じてよく出来たゲームだ。
これはリメイク版だが、子供時代に原作(プレイステーション版)を遊んでいたら、心に強く残る代表作になっていただろう。
さて、今からドラッグストアまで散歩を兼ねた買い出しに行く。
気温が上がり、夜の散歩もずいぶん楽になった。明日は短距離で良いので、サイクリングをしたい。






