福猫奇譚

原因不明の腹痛が続いている。
胃の辺りが痛い。
生活に不便は無い。
でも、寝ている時、というか半覚醒時にも痛みを感じるのは面倒だ。


今朝は最悪だった。

自分がベッドの上で寝ているのは判っていた。タオルケットが体にまとわりついているのも感じる。
外の物音も聞こえていたので、覚醒寸前だったのだろう。
まだまだ寝ていたいが、ぼんやり目が覚めた早朝。
もやもやとした意識の中、再び寝ようとしていたのだが、ちょうど鳩尾の辺りに違和感を感じてどうしても深く眠れなくなってしまった。
違和感の正体は、おなかの上に乗った“招き猫”だった。
大きめの招き猫の尖ったところ(耳か?)が、タオルケットを介して僕の腹部を圧迫しているように感じた。
痛みを我慢しながらも、眠ろうと頑張った。うなされていたかもしれない。
腕を体の上にかざせば、しっかりと招き猫を感じられそうな、とても現実感のある重量感と痛みだったし、寝返りを打ったらお腹の上の招き猫(陶器製と推測)を落としそうな気がしていた。

手足の力が入りづらかったので、今思えば金縛りだったのかもしれない。
ともあれ、どれくらいの大きさで、どんな形の招き猫だったかも克明に思い出せる。見た訳でも無いのに、色形も絵に書けそうだ。
実際に招き猫を腹部に乗せて寝た経験は無いけれども、あれは本当にリアルだった。

夢とはいえ、馬鹿な状況に騙されてしまい少し悔しい。

 

 

今日のお弁当は、
・麦ごはん
・卵焼き  ・ゴーヤーと針生姜の酢漬け
・キュウリとニンジンのピクルス(粒辛子入り)  ・米茄子の南蛮漬け
だった。
卵焼き以外は週の初めに作ったものだが、辛子や唐辛子を加えて変化をつけてみた。

では寝る。

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