古本

部屋に本が溜まり始めた。
時々、適当に見繕って売りに行っているのだが、どうしても良い本は手元に残ってしまう。
ベッドサイドには未読の本が積み上がり、手作りの棚にも雑誌が溢れている。
ベッド下の引き出し(無印良品パイン材シングルベッド用ベッド下収納×3)には、ハードカバー、小説、漫画がそれぞれ満杯になっている。
部屋に人を呼ぶ訳でも無いので、本棚を充実させたところで見るのは自分だけ、という事情もある。

 

先日読んだ本の影響もあって、本の取捨基準を考え直してみた。

今までは、面白かった本や気に入った本は極力売らずに手元に置いていたが、これらの本は基本的に手放すことにした。
売ってもたいした値にはならないので、可能な限り友人知人に譲る。
どんなに好きな作品でも、滅多に読み返さないのならば古本屋に売る。
好きな作家の作品でも、滅多に読み返さないのなら手放す。

そうして“野に放つ”ことで、自分の好きな物語達が誰かの手に渡っていくのならば、それほど惜しくも無い。
また読みたくなったら、再び購入すれば良い。

貴重な本、時々読み返す本、背表紙を眺めるだけで満足な本などは、今までどおり売らない。
要は“お気に入り”というだけで手元に置くのは止めることにしたのだ。

 

もちろん、もともと不要な本(つまらなかった本)は今まで通りに処分する。漫画(コミックス)は読み終えたら売っていたけれど、長期連載中のものはどうしても溜まってしまっていた。これも思い切って売る。

雑誌も売りはらう。
種類によっては飲食店をやっている友人に譲っていた。
それ以外に資料として買ったものも、半年ほど読み返していないものは売り捨てることにした。


ずいぶんと疲れたし、例によって時間はかかった(寝る前等に少しづつ進めた。約2週間かかった。)が、ようやく片付いた。
大き目のトートバッグ2つとボストンバッグ満杯で、全部で8000円と少しの売値がついた。
BookOff阿倉川店は、少しだけ在庫が増えた筈だ。

本当は、(特に気に入っていた本は)、友人知人に全て譲ってあげたい位だ。
でも、部屋もすっきりしたし、僕の読んだ本が何処かの誰かの手元に届くのならば、それも悪くない。
本代に困っている(昔の自分のような)人が手に取れば一番良いと思う。

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