抹茶の日

茶道雑誌 2015年 12月号 [雑誌]


仕事の後に、「茶道部」に参加した。
これは勤め先の文化活動、あるいは福利厚生の一環らしく、いわゆる「部活動」の一種。同じ職場の人に誘われて、もう何回か参加している。

なかなか面白いものである。
礼儀作法自体は、なにしろ普段の生活には馴染みが無いのだけれど、それそれの所作や道具の配置、気の配り具合には明確な理由とルールがある。茶道文化内では、きちんとした世界観と理論が根底にあり、全てがそれに則っているのだ。
なんとなくハードSF的というか、世界観のきちんとした物語という感じが、僕の好みにあっている。破綻が無い、というのはそれだけでひとつの美しさがある。

それを上手に自身のものにできるか、というとまるで自信が無い。ただその茶道世界の基本法則がつかめれば、そこから先は何とかなりそうな予感もしている。

お茶の道具は安くは無いけれど、でも和菓子は毎回とても美味しいし、たまには緊張した数時間も楽しいものだ。例えばお正月(あと数週間だ)のきりっとした空気、あれを好ましく思う人には、茶道もまた楽しめるだろう。

さすがメインカルチャー、と感心させられることが茶道には多い。サブカルチャー的な趣味ばかりつまみ食いしてきた身としては、その“強さ”がとにかく新鮮である。

まずは足が、つまり正座がきちんとできなければならない。正座を長く続けるコツ、を調べておかなければ。正座について詳しい人は、例によってコメントやメールや、各種SNSのメッセージ機能で教えてくれると実に嬉しい。

 

一億人の茶道教養講座 (淡交新書)

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