折りたたみ自転車・ハンバーガー・映画・ゴーヤー・ささやかな代休日

休暇日。
相変わらず暑いが、危険というほどでもない。
なので、速度が出ない折りたたみ自転車で、のんびりと海沿いの道を散策した。
速度が出たほうが走っている間は涼しいのだが、停まった時に暑くなる。今日は本当に散歩のような感覚だったから、爽快感を捨ててでもゆっくりと走りたかったのだ。

 

お昼にはハンバーガーを食べた。
ウェンディーズなんて久しぶりだ。学生時代には「都会だけの、格好良いチェーン店」だった。静岡にはほとんど出店していないため、そして生活圏で遭遇しない店なので、食べるたびに学生時代を思い出して懐かしくなる。

 

 


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懐かしいといえば、今日は「機動警察パトレイバー」の映画を観たのだった。
子供の頃に大好きだった漫画・アニメのリメイクで、題名に「EZY」が付いている。

きちんと令和最新版にアップデートされながら、昔のパトレイバーの空気もきちんと再現されていてすばらしい。昨今は、リメイクやリブートが、過去のファンの「こういうのが好き」を、きちんと再現できるようになってきた。技術が進んだのかもしれないし、当時のファンが作り手になったことが理由なのかもしれない。
今回の「パトレイバーEZY」に関しては、旧作の「パトレイバーっぽさ」を上手に作り上げていて、なんだか小憎らしいくらい。癖もダサさも再現して、だけど映像はパキっと最新版なのだから大したものである。

 

いかにも過去のファン向けで、自分でも新味は無いなあとも思ったのだけれど、こういうものを楽しめるのも中高年の特権である。
若い頃に行っていて今は閉店したはずの飲食店が、いつの間にか再開していたら(おそらく子か孫が継いだのだろう)とりあえず行ってみる…みたいな感じである。

ところで、今日でゴーヤーを16日間連続で食べ続けている。
我ながら大したものだと思う。
それくらいに毎日のように収穫されている、あるいは近所からのお裾分けがあるのだ。
毎日の消費量はとても少ない。だいたい1人あたり1/4本くらい。

大抵は、切ってから電子レンジで加熱し、何かに和えている。今日は韓国海苔と胡麻油、昨日はシラスと胡麻と少しの醤油。ベーコンと炒めることもあるし、酢漬けのいりこを使うこともある。
もう慣れたものだが、いずれネタ切れになるだろう。それまでに、このゴーヤー在庫がゼロになれば良いのだが。

お題「ささやかな幸せ」

薯蕷饅頭と巨大キュウリと三輪自転車

数日前に買った上用饅頭(薯蕷饅頭)を食べたら、しゅわしゅわした。
どうやら発酵したらしい。

昨年に比べればずいぶんと涼しい7月の初旬ではあるが、それでも室温は25℃を超える。水分の多い饅頭が腐るのも当然だった。

ひとくち食べて飲み込んでしまったが、今のところ体調に変わりは無い。
味もなんとなくおかしかった気がするけれど、今となってはわからない。もちろん、残りを食べる気にはなれない。

もったいないことをした。朝までは冷蔵庫に保管していたのだ。午後に一仕事終えたあとのお楽しみにしていたのに、結局は細菌に食べさせることになってしまった。

 

 

もったいない、といえばキュウリが余っていて困っている。
近所の老人が届けてくれるものもあるし、我が家の家庭菜園でも収穫が始まっている。
雨の日が続き収穫が遅れる、あるいは見逃していると、一日で1.5倍ほどに成長してしまう。
数日遅れると、キュウリというよりもシロウリみたいになる。
ここまで育つと、種をスプーンでこそげ落として、皮を少し残して剥いてから甘酢漬や浅漬けにするしか無い。本当にウリなのだが、量が多いわりにたくさん食べるわけにはいかないから、困っている。

ちょうどよく育ったキュウリに関しては、SNS経由で教わったレシピを試している。
最もおいしくできて父からも好評だったのが、シンプルな油炒め。クミンと塩だけで味付けしたものが食べやすい。
キュウリに加えてニンジン(電子レンジであらかじめ火を通しておく)を加えてもおいしい。外国で出会った日本人にも食べやすい料理、みたいな味がする。

 

おおむね平和な月曜日だったが、先ほど見知らぬ自転車に追突された。
といっても老人の三輪自転車だったので怪我もないけれど、避けた側に車体を寄せてくるので僕は壁と自転車に挟まれてしまったのだ。反対側に避けていたら2人で用水路に落ちていたかもしれない。
夜の散歩は危険がいっぱい、なのである。

 

 

バナナクリームココナッツパイとハミングバードケーキ、そしてカスタードプリン。

今日のおやつは、Atelier Petit Calinのデザートプレート。
ちょっと豪勢なおやつにしたくて、サイクリングを兼ねて葵区の大岩まで足を伸ばしたのだ。

 

 

豪勢に…ということで3種類のスイーツが盛られて飲み物がセットのデザートプレートを選ぶ。
メインはバナナクリーム・ココナッツ・パイ、それにハミングバード・ケーキとカスタードプリン。店主曰く「アメリカをイメージした」とのこと。

なるほどこれはアメリカン。
僕の知る、良いアメリカ*1は、こういう世界観である。

 

 


バナナを使ったケーキはそれほど好きではない*2ので普段ならば優先順位は低いのだが、ココナツと合わせてパイになっているのなら試してみたいと思ったのだ。
結果から言えば、このパイをメインに選んで成功だった。
ハミングバード・ケーキをアクセントに、大ぶりな甘いパイを食べ、コーヒーをがぶがぶと飲む。実に豪勢である。
プリンは、ケーキ二種を楽しんだあとにゆっくりと食べた。これもまた贅沢。

 

 

公園を散策して、本を買って、自転車にも乗った。
常に雨の予感に追われた忙しない外出だったけれど、なかなか楽しく収穫が多くて大満足。明日は雨らしいので、今日は休日らしく過ごせて良かった。

 

お題「ささやかな幸せ」

*1:トランプ大統領のいないアメリカ

*2:バナナが嫌いなわけではない。このあたりは説明しづらい。

富士山麓を自転車で・コンニャク破棄

仕事の関係で今日も富士市へ。
お仕事はすぐに片付いたので、そのまま街を散策しようかと思ったら、大きなお祭りが始まっていた。
山車やパレードで賑やかだが、自分が行きたかった場所は軒並み臨時休業。
そもそも自転車での移動を考えていたため、お祭りとは相性が悪い。仕方なく、富士山麓の林の中を走ってきた。

 

 

こういう時間の過ごし方をしたのに、おいしいごはんもおやつも食べていないのは、自分としては珍しい。

ノートパソコンを鞄に入れて、いつでも返信ができるようにしていた「仕事モード」だったから…かもしれないけれど普段は仕事中でも時間を作って外食を楽しんでいるのだから、それも違う。

単純に、行きたい店が臨時休業していて、新しいお店を見つけられなかったからだろう。

 

自転車で移動中は小さなお店(焼菓子屋やケーキ屋やカフェ)の看板を見逃しがちで、しかも今は自転車にスマホホルダーを付けていないため、どうしても知らない土地は通り過ぎてしまいがち。
そういう意味では、折りたたみ自転車での散策はダイエットに向いているのかもしれない。

ところで、先ほどまで冷蔵庫の片付けをしていた。
数日前に開封し半分ほど使ったコンニャクがあった。別に悪くなっていない気もするけれど、必須の食材というわけでもないし量も中途半端なので捨てることに。

シンクのディスポーザーに流す時に、ふと「コンニャク破棄…婚約破棄」と、くだらない駄洒落を思いついてしまった。

 

少し前から、婚約破棄が物語の発端となる漫画を読んでいるので、連想したのだろう。
実にくだらない。

もしも世を去る直前には、いわゆる「走馬灯」として人生の様々な出来事が再生されるとして、この「コンニャク破棄」を再び見ることになったら、たまらない。
そういう馬鹿な事態の確率を減らすためには、馬鹿馬鹿しいことを考えたり見聞きしないほうが良いのだろう。

でも、思いついてしまったのだから仕方がない。
こういう些末で阿呆な物事も一人で抱えていくことが、独り身の難しいところである。いや、父と2人で暮らしてはいるのだが、こういう話を共有することはない。
さみしくて気楽で、でも空恐ろしいことのようにも思える。

ちなみに自分は今際の際の「走馬灯」については信じていない。
というか、信じても信じなくても変わらないのだから、どうでもいいと思っている。だって直後に意識が永遠に失われるのだから、そんな数秒に意味なんて無いだろう。

とにかくそういうことを考えながら、日々を過ごしている。
もう少しだけ生産的な思考ができればいいのになあ、と思いながら過ごす、土曜日の夜である。

お題「わたしの癒やし」

史跡 長浜城趾

知人に会って届け物をして、ついでに少し自転車に乗ってきた。
場所は沼津市の静浦から水戸といった辺り。
西伊豆と呼ばれるエリアの中では、駿河湾の最奥に位置する土地だ。

あわしまマリンパークや伊豆・三津シーパラダイスといった水族館も魅力的だけれど、今日は全く時間が足りない。
なので、海岸沿いの道を走り、海や富士山を眺めただけ。

 

 

それでも以前から気になっていた史跡「長浜城趾」に立ち寄ることはできた。

 

ここは所謂、山城である。
天守閣などは無い、戦のための砦のような場所だった。
海に突き出た小さな山というか岬みたいな場所が城になっていたようだ。
今は城趾となっていて、説明看板や階段が整備されている。

 

 

水軍…つまり船による軍の拠点であり、海側を監視する役割があった。
なので、とても見晴らしが良い。
海を挟んだ沼津港側にあった敵方の城を睨んでいたそうだ。

 

 

今日は富士山もよく見えた。
手前にはあわしまマリンパークのある粟島があり、養殖の生け簀やヨットハーバーも見える。

四国に住んでいた時の瀬戸内海と似ているところもあるけれど、やはり違う。長崎のあたりの多島海とも違う。同じ海でもずいぶんと違うものなのだ。

 

 

戦国時代が終わり、役目を終えた城は荒れ果てたけれど、遺構はたくさん残っている。
大きな岩の塊みたいな小山を活用した城なので、柱を立てた穴などは岩を削ったかたちで残っている。
今は綺麗に整備されていて、見晴台などもあるため、歴史趣味でなくても、あるいは健脚でなくても城全体を散策できる。

この城趾の"頂上"まで5分足らず、そして曲輪や堀などを全部回っても、大した時間はかからない。
駐車場含め無料なので、トイレ休憩を兼ねて立ち寄っても良さそう。

 

 

自分はちょうど、この城に関係する時代と人が登場する漫画「新九郎 走る」を愛読しているため、なんとなく興味を持っていただけだが、その程度の興味でも楽しい場所あった。

 

 

 

 

今日はよく晴れていて、自転車も、城趾の散策も、とても楽しかった。
最近やけに県東部に行く機会が多かったけれど、遊びで訪れれば気分も違う。もっと時間があれば、水族館にも立ち寄れたし、おいしいものも食べれたのに。
でも満足。

ほどよく疲れたので、今日はもう寝ます。おやすみなさい。

 

お題「わたしの癒やし」

鎮痛・朗読・日曜日

昨日に腕を捻ったところが、まだ少し痛い。
行動に大きな支障があるわけではないが、常に気になって集中力が落ちる。その程度の痛みだ。

その程度だから厄介、ともいえる。
自転車に乗っても楽しくないし、手を使う工作や家事は面倒くさい。
庭仕事用の手袋をはめてから、腕のことを考えたら後回しにしたほうが良いと考えて億劫になってしまう。スーパーマーケットでの食材買い出しですら最低限で済ませたい。

 

 

今日はあちこちでイベントがあり、天気も良くて、晴れているわりに涼しい。
だけど遠出をする元気もない。そのため、車で海沿いの道をひたすら走ってきた。

いわゆる「ドライブ」である。しかし、目的はAmazonの朗読コンテンツ(Audible)が主となる。Audibleは、自分で読んでいたら放り出してしまうような小説も楽しめてしまうのがすごい。これは朗読者…プロの声優や俳優の力によるものだろう。

 

 

のんびりと遠方まで車を走らせて、人の少ない駐車場で休憩して、別の道で帰宅する。
約束も予定もない休日なのに、とんでもない無駄をしているように思えてしまう。いや実際にガソリンと時間の無駄なのだけれど、腕が痛いのだから仕方がない。

今日は本当にイベントが多くて、気の利いた店は軒並みイベント出店のため臨時休業しているように見えた。というか僕が立ち寄った4軒のカフェや焼菓子屋が全てそうだったのだ。「もう少し分散してよう」と思ったし、そのあとで「腕が痛いよう」とも思ったのだった。

 

 

解熱鎮痛薬を飲めばしばらくは楽になる。
この程度の捻りで関節を痛めるのは若い頃なら考えられなかったけれど、解熱鎮痛薬がよく効くのも歳をとってからの変化である。まだ推奨される使用量の半分以下で効くけれど、若い頃には薬そのものの効能が実感できなかった。加齢とは様々な変化をもたらすものだ。

 

お題「わたしの癒やし」

 

ダークチェリーパイとヒキガエル

休日。
昨日と今日はとても涼しい。数日前から10℃近く気温が下がって、過ごしやすい。
せっかくなので自転車で短距離サイクリングをしてきた。鯨ヶ池に車を停めて、折りたたみ自転車で小さな峠を超え、麻機遊水地を経由しAtelier Petit Calinまで。
距離は大したこと無いが、起伏はそこそこ。でも鯨ヶ池のほうが標高が高いため、峠の短い坂を過ぎれば基本的に下り坂ばかりの楽な道だ。

 

今日はダークチェリーパイを食べた。
毎年、この季節にはダークチェリーパイをどこかで食べている。まだスーパーマーケットにダークチェリーがたくさん並んでいるわけではないけれど、春の終わりから初夏が似合う果物だと思う。

どんな店のダークチェリーパイもおいしいけれど、Atelier Petit Calinの品はとびきり良い。特にパイ皮やクランブル部分がかりっとしていて好きだ。
コーヒーによく合うパイだと思う。

 

 

帰路は別の道を通った。
これはバイパス脇の小さな祠に置かれていた、ヒキガエルを象った小銭入れ。
ものすごくリアルな造形かつ、使い込んだような皮の質感で、まるで本物のヒキガエルを使ったようにも見える。

Amazonには似たものがいくつか売られていたが、今日見たものはもう少し小さく、そして精巧だった。そして下半身が無く、ジッパーが取り付けられていた。

海外の縁起物だろうか。日本では、ここまで本物に寄せない気がする。
どういう理由で財布ごと祠に供えているのかはわからないけれど、カエルが苦手な人が見たらびっくりすると思う。

 

 

近くには放し飼い(野生化?)したウズラもいたし、大きなアオダイショウも見かけた。あまり静岡っぽくない感じの遭遇が多い道。これくらいの非日常は楽しいものだ。

 

 

ダークチェリーパイはおいしかったし、自転車は快調。
読書は進み、多肉植物は元気に育っている。
でも先ほど、腕を盛大に捻ってしまった。急いで病院に行くほどではないけれど、とても痛い。一日の最後に大失敗して、ちょっと凹んでいる。

 

お題「わたしの癒やし」

浜松で金沢のカレー

予定通りに浜松市へ行ってきた。
浜名湖をのんびりと1/4周ほどサイクリングしてから、浜松の中心街へ。
靴を買おうかとデパートや専門店に行ってみたが、特に欲しいと思える靴は見つからず。というか、久しぶりの浜松市中心街は、予想以上に様変わりしていた。

普段は平日の昼間に行くことが多いため、閑散とした印象がある。それに比べれば休日は賑わっていて驚いたが、それを差し引いても街が変化している。小さな店は激減し、若者のための店も都会の流行を持ってきただけの長続きが望めない店やチェーン店ばかり。相対的に、夜のお店が目立っていた。

昔は廃墟みたいだったショッピングセンターは新しいお店が入っていたけれど、郊外のモールほど賑わっているわけではない。
そして今日は、ビルの中でも外でも発泡酒を飲みながら座り込む老人を見かけた。あまり静岡県内では(少なくとも休日の昼間には)見かけないタイプの老人達である。こういうところだけ"大きな街"っぽくてもなあ、と思ってしまった。

 

 

そんな浜松でのお昼ごはんは、カレーを食べた。

上述のショッピングセンターを歩いていたら、金沢の有名店「ゴーゴーカレー」を見つけたのだ。北陸旅行中に食べたことがあるし、四国の高松にも支店があったので、個人的に懐かしい味である。
静岡県で食べる機会は珍しいので、お昼はここで食べることにした。

 

 

カツカレーのカツは薄く、ごはんは全体がカレーに隠れている。
にんにくが効いて辛さは控えめ、塩味濃いめの、男子学生が好きそうなカレーである。提供がおそろしく早く、そして安い。
金沢を旅した時には「小サイズ」でもお腹いっぱいになって困ってしまったが*1、今日も「小サイズ」で十分だった。

とてもおいしいカレーで、家では作れない味。
浜松店は完全にカレースタンドの造りで、自分にとっては非日常である。
毎日あるいは毎週食べたいとは思わない。でも、これはこれで良いものだ。
思いがけない遭遇だったこともあり、今日の昼ごはんは"当たり"だったと思う。

 

 

昼食後は駅周辺を少しだけ探検して、南米系の食材*2を買ってから帰路につく。
気温は30℃近くで快晴、でも自転車は快適だった。真夏もこれくらいの気候にしてもらいたい。

 

お題「ささやかな幸せ」

*1:旅行中は他にも食べたいものが多いのだ。

*2:豆とお菓子と乾燥ハーブ

荷台広めのミニベロ作りと、千本浜海岸周辺の散策と。

友人夫妻から預かっていた自転車を"納品"するため、沼津市まで行ってきた。
チャイルドシート付きの電動アシスト自転車の改造を頼まれていたのだ。改造といっても駆動系には手を入れられないのが電動アシスト自転車。今回は、もう使わなくなったチャイルドシートを外し、代わりに大振りなアルミキャリアを付けて、趣味の自転車に改造した。重量物(ちびっ子2人)を運べる構造と設計の自転車なので、荷台があれば、たくさんの荷物を運ぶことができる。キャリアやベルやライトの色を吟味し、依頼通りにモダンでシンプルな"趣味の自転車"に仕上げた。

 

 

ちなみに写真は無い。
僕の自転車ではないから、特に記録などもしていない。

久しぶりの自転車カスタムは、とても楽しかった。
他人の金で自転車カスタマイズをして、レザークラフト(工具とチェーン錠を入れる小さな革バッグと、ハンドルグリップ)も作ることができるのだから、趣味と実益を兼ねた、お得な依頼である。

自転車のカスタムといえば、走行性能を上げるか、とびきりおしゃれに仕上げるものが多いけれど、自分は実用性を上げつつ見た目を程々に整えて、主張を控えめにするのが好きだ。今回の依頼も「色数は抑えて、無印良品っぽく」ということで、僕の好みにも合っている。
というか、自分用に、タイヤ小さめでタフなつくりの電動アシスト自転車が欲しくなった。チャイルドシート付きの中古ならば近所の自転車屋にたくさん並んでいるが、わざわざそれを買うのも無駄が多い気がする。悩ましい。

 

友人夫妻に自転車を渡した後は、せっかく県東部まで来たのだからと、海岸沿いを少し散策した。
千本松原・千本浜海岸・片浜海岸といったあたりで、海沿いにひたすら松林が続く。最初は車載していた自転車を使おうかと思ったが、風が強くて徒歩に切り替えた。
松の枯れ葉はもちろん、よくわからないゴミや木の枝まで飛び交うような強風なので、怖くて堤防上の道を走れない。しかも、松林の中でも、海から離れた道路沿いでも、眼鏡が白くなるくらいに波の飛沫が飛んでくるのだ。遠くを見ると、海沿いの集落が白く霞んで見えるくらいに、波飛沫が飛んでいる。そんな中を自転車で走っても楽しくないから、今日はおとなしく散歩に留めた。

古本屋を冷やかし、小さな焼菓子店でサブレを買い、地元とは違うスーパーマーケットに立ち寄る。こういう機会でもなければ絶対に歩かない場所だった。車で近くを往復することはあったけれど、なんだかとても新鮮な気分。
つい歩きすぎて、帰路がとても大変だったけれど、後悔はしていない。

富士山が綺麗で、これは県外からのお客さん達も喜ぶのではないか、なんてことを思ったりした。

そんな月曜日だった。
足は疲れた。あくまで趣味のものだが"納品"が片付いてすっきりした気分。
明日は予定がぽっかり空いている。元気があればサイクリング、元気不足ならば蒸しパン作りを予定している。

 

お題「気分転換」

 

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