卒業した学校のグループ展

高校時代に担任だった美術教師は、今でも同じ学校で働いている。その縁なのか、高校の美術部OBによるグループ展が、町の画廊で毎年開催される。試しに行ってみた。

若手芸術家の展覧会は、本当に久しぶり。10年以上前は、画廊も多かったし、個展もグループ展も頻繁に開かれていた。
どんなものかな、と今日の展覧会も楽しみにして行ったのだが、想像以上に「昔ながらの、地方でアートに関わる若者達の作品展」だった。かつてのブームは過ぎ去ったが、作品の質やタイプはそれほど変わらない。展示室の隅で仲間内のお喋りに興じる関係者というのも、昔と同じ(大抵、「売れるような絵を描きたくない」みたいな事を語っている)。
ちょっと以前と違うところは、やや商業イラストレーター寄りというか、仕事になりそうな種類の作品が(質はともあれ)多かった事か。
昔は、とにかく奇抜で出鱈目なことが「アートしている」もっと言うと「自己表現」だったと思う。
そんな風に辛辣な感想になったけれど、それはそれとして、地方都市の小さな画廊で開催される個人の展覧会、は似通っているなりに面白いものだ。感心したり刺激を受けたりばかりが現代アートではないのだなあ、と思い知らされる。

2階では、かつての担任の先生の個展も開かれていた。こちらも相変わらずの作風だが、同じ作品を何度も見てしまうくらいに“魅せる”ものがあった。僕は言葉に出来ないが、もし芸術の世界に「実力」という指標があるとしたら、さすがに先生のほうがずば抜けているだろう。

 

 

せっかくなので画廊(画材屋でもある)で紙を購入した。
週末にこの紙を使ってショップカードを作成する。風合いの良い紙が、安く手に入った。