新しい車は内装が黒っぽい。そのせいか、ダッシュボードに付着した、細かい糸状の埃が目立つ。
たまに、気が向くと運転中に窓を全開にする。風がびゅうびゅう吹き込んできて、もちろん埃が舞い上がる。特に今日などは寒く、一気に温度が下がる。つまり車内の空気の何割かは入れ替わったはずだ。空気中に分布する埃も、一緒に外に出ていく。外は埃が少ないから、結果として室内はいくぶん清浄になる。そう目論んだ「全開」である。
なのになぜ、窓を閉めると、また埃が存在するのか。
新たな埃が生まれたのか、それとも空気というのはそれほど入れ替わらないものなのか、それ以外の理由か。
とにかく車内の埃というのは、いつもどこかに存在する。
不潔というほどではないが、気になる。
とりあえずは、無印良品のハンディモップ(小)を設置してみた。ライトグレーのモップは目立つため、椅子の下にベルクロで固定。
ところで最近は、フェザーダスターというものは売っているのだろうか。
茶色い鳥の羽、たぶん鶏か駝鳥の羽で作られた、もさもさっとした形の、埃を払う毛叩き。昭和の終わり頃には、まだ存在していたと記憶している。よくセダンの後部座席の後ろに置かれていた。
特に欲しいわけではない。ただ、ちょっと気になっただけ。たぶんAmazonや楽天では売られているのだろうが、街では見かけない。
車とは全く関係が無いが、この「製図用ブラシ」は便利だ。
ずいぶん昔に、知人がプレゼントしてくれた。
サイズと、毛の柔らかさが絶妙で、パソコンや工作といった自室の机で行う作業に関しては、これだけでほぼ事足りる。気分転換にさっと払う、作業の終わりにも一払い。無くても良いが、あれば素晴らしい、という品のひとつ。