所用で焼津市へ行っていた。
地元の人に教えてもらったスーパーマーケット「石津マート」は実に楽しかった。
今どき珍しいチェーン店ではないスーパーマーケットで、広さはコンビニの2倍か3倍程度だろうか。
完全に地元の人達、特に高齢者に特化した店となっている。
野菜も肉もお菓子も種類は少ない。
ペットフードの棚なんて無かったかもしれない*1。
代わりに、店舗の半分くらいはお惣菜コーナーである。
このお惣菜が実にすばらしかった。
基本的に量は少ない。1人分か2人分。そして、凝ったものは全く無い。
コロッケといったらコロッケであり、「幸福味のとろーりチーズクリーム入り明太コロッケ」のような、ややこしい品名のものは一つとして存在しない。
そして安い。
いくつか適当に買っても数百円だ。はんぺんのフライなんて1枚30円である。
量が少なく安いことで、高齢者が毎日の食卓に並べやすいようになっているのだ。

今日はいかにも焼津らしい「へそフライ」を買ってみた。
これは「かつおのへそ」をフライにしたものである。
「へそ」といっても臍帯の痕跡である臍ではなく、カツオの心臓である。
つまり、かつおの心臓を4〜5個ほど串に差してフライにしたものを、1本150円で売っているのだった。
見た目は牛豚のレバーだが、風味はカツオの血合いに近い。しかし、ほとんど癖や匂いは無くて、食べやすい。歯切れがよくて、下味がちょうどよくて、おかずにも酒のツマミにも良さそう。
遠洋漁業の街の地元スーパーということで、他にも様々な海産物が惣菜となっていた。
先に書いたはんぺんはもちろん、マグロの頭の身を使った時雨煮や、骨の周りの身を集めた「すき身」なども、思わず買ってしまった。
高い刺身などは一切無いけれど、とても豊かな気分になれる買い物だった。

午後からは酷い天気だった。
とんでもない量の雨が短期間に降り、唐突に止む。雷もうるさい。そんなわけで、スマートフォンには警報や注意報の通知が絶えなかった。
とはいえ、九州の震度7の地震に比べれば、こんなものは夕立と変わらない。夕方に地震を知って、ニュースでその酷い状況を見て、驚いている。
たぶん今はまだ、わからないことのほうが多いのだろう。明日以降のことを想像すると気が滅入るが、どうか少しでも早い復旧と、平穏を願うだけだ。
天気のせいか、なんとなく頭痛がするし、変な疲れかたをしているので、今日はもう寝ることにする。
「ドラゴンクエスト11s」は、あとは最後の敵に突入する直前の段階でゲームを止めてある。正直なところ、やる気が一気に失せてしまっている。主人公たちは十分に鍛えたと思うし、伝説の武器や防具も手に入れた。ここから先は、敵の大魔王か邪神か、とにかくそんな感じの強い奴を倒すしか無いのだ。それはもう作業に近い。
大作ゲームでは、稀にこういうことがある。困ったものである。
*1:歩きやすい柔らかオシャレなズック靴は売られていた。







