おおむね平和な木曜日。
ほぼ家で仕事。昼過ぎに少しだけ所用で外出しただけ。特筆すべきことは皆無。
というわけで、数日前に訪れた常滑市の「INAXライブミュージアム」について書く。
ここはいわゆる陶磁器全般の博物館である。地場産業でありタイルやトイレの製造で有名なINAXの文化施設になっていて、小さな博物館や体験施設を巡って敷地を歩くことになる。広くはないけれど、かなり見ごたえのある場所だった。

最近話題のイラクのモスクを模した部屋などは、好きな人ならばたまらないだろう。
タイル類に関してはほぼ全てが本物あるいは復元・複製されたもの。こういうものは印刷や写真では意味がないのだ。

INAXが隆盛したきっかけの土管と、それに続くトイレの展示も見応えがある。
いわゆる日本の近代化にあわせて陶製トイレが変化して今に至るまでが見てわかるようになっていた。
こういう青磁っぽいトイレは、僕が子供の頃には高級な宴会場などにまだあったような記憶がある。腐るようなものではないから、今もどこかで綺麗に使われているのかもしれない。

広場が2つ、古い建物を活用した展示室や、復元された釜、そしてテーマに合わせてデザインされた建物などが並び、散策するだけでも楽しい場所だった。

案内表示も凝っていて、陶磁器で何でも作ってしまう感じがおもしろい。
バスツアーの人達から、美術工芸が好きそうな人まで、客層は多種多様だった。

個人的には、このテラコッタの屋外展示がお気に入り。
戦前の大きなビルにはよく見られた、外部の陶製飾りがそのまま移設されている。
1つずつ見ると異様だが、こういうのはニューヨークやロンドンのビルには普通にある。今も文化財として残されているような場所に装飾として残っていることも多い。


それを間近に見ることができるなんて感激である。
不思議なものがたくさんあって本当に楽しかった。

この場所を訪れたのは、常滑焼や土管や衛生陶器に興味があったわけではなくて、特別展の「愛知県陶磁美術館コレクション あの世でもハッピーライフ-中国二千年前の住宅設備機器-」が目的だった。
でも思いがけず、普通の展示の部分で楽しんでしまった。「眼福」とはこういうことを言うのだろう。実に良い場所だった。
その(本来の目的だった)特別展については後日書く。
今日はそろそろ寝ます。
明日が早いのです。
おやすみなさい。




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