富士の「とりぱん」

今日のおやつは「とりぱん」。
数日前に富士市の吉原商店街を散策中に購入したものだ。

商店街にある老舗の和菓子屋「南岳堂」は、なんと創業天保15年。180年以上も前に開店したので、もちろん商店街よりも古い。だから商店街の店舗なのに、店内には古い木型なども飾られていて、ずいぶん落ち着いた雰囲気。
でも、カステラや栗まんじゅうといった"新しい和菓子"も多く、どれもおいしそう。僕は特に「ジャーマン」というパウンドケーキが気になった。

この「とりぱん」は明治時代から作り続けられているそうだ。
小麦粉、砂糖、たまご、重曹のみ。
こういった明治の、硬くてぼそぼそしてシンプルな「パン系焼菓子」のなかでも、ことさら素朴な品だった。

 

 

四国に住んでいた時には、こういう乾パン・堅パン系の古いお菓子を買う機会は多かった。かの地は帝国陸軍の基地があり、あるいは小麦の産地でもあって、洋風の和菓子(?)が数多く残っていた。
それらの焼菓子に比べれば、この「とりぱん」は、もっとお菓子らしさがある。
最も近いのは「そばぼうろ」だろうか。静岡銘菓の「8の字」にも似ている。

 

 

さくさくぼそぼそしていて、甘くて、焼いた小麦の風味が香ばしい。
バターもバニラエッセンスも洋酒も無し。お茶にも紅茶にも合う、実にすてきなお菓子だった。

「伝えたい味 明治時代より トリパンの栞」という小さな冊子が付いてきて、店内でも目立つ位置に置かれていたので、本当に特別扱いされているのだろう。
たしかに、このかわいらしい千鳥型のお菓子はすばらしい。店が続く限り、売り続けてもらいたい。
僕はすっかり気に入ってしまった。

 

 

自室でパソコン仕事をして、疲れたら郵便局や銀行で手続きをして、夕方には少しだけテレビ会議をする。
そんな平和な木曜日だった。おやつが良いものだったから、今日は良い日。

 

 


何か忘れている気がするけれど、今となっては手遅れである。きっと明日以降に判明するだろう。今日はもう、寝るしかない。

 

お題「大好きなおやつ」

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