伊達巻とカニカマとハムの乗ったピーマン入りの蕎麦屋のラーメン

今日のお昼ごはんは、蕎麦屋さんで食べた。
というか仕事で行った先で教わったのが、小さな蕎麦屋さんで、周囲の他の店は全て臨時休業していた。
連休の翌日だからだろう。
車で移動しているので10分も走れば年中無休のチェーン店にも行けるのだが、こういう時は教わった店に行くことにしている。

それが焼津市の大村庵(中新田店)。
蕎麦屋さんだが、ラーメンや丼ものも豊富で、ずいぶんな人気店のようだ。
最近はずいぶんと減ってしまった、町の気取らない蕎麦屋さんである。

 

 

そんな大村庵で注文したのは五目ラーメン。
これも仕事先で勧められたもの。蕎麦屋でラーメン、しかもノーマルでプレーンではないラーメンをいきなり注文するなんて珍しいが、でも面白そうである。

そしてテーブルに届いたのが、これ。
なるほど予想通りにおもしろいラーメンである。

メンマやチャーシューはわかる。ゆでたまご、わかめ、ナルト。蒲鉾も、蕎麦屋なので有るだろう。1本だけ入ったカニカマは不思議な存在感を放つ。
そしてハムと伊達巻は純粋に「謎」である。

 

 

魚介類の加工品、特に練り製品の工場が多い焼津市ならではの具材なのかもしれない。
伊達巻は好物だが、こんな場所で出会えるとは思わなかった。

ラーメン部分は、いわゆるタンメンが近い。炒めた野菜と塩味のスープの組み合わせ。
しかし、小さく切られたピーマンに薄切りのハムが組み合わさるだけで、「実家のラーメン」っぽくなる。いや母も父もこんなラーメンは作っていなかったが、想像上の"休日の昼に親が適当に作ったラーメン"なのだ。

長く生きていると不思議なことがあるものだ。
「おいしいけれど不思議だなあ」と思いながら食べた。そして「でも、おいしさと不思議さは連結していないのだから、"けれど"じゃないなあ…」とも考えていた。

 

 


ちなみに伊達巻は、どうにもラーメンとはちぐはぐな印象だった。おいしいが、ここにいる必要性を感じない。見た目は良いが、ラーメンの完成度に貢献していないというか。フェスに参加したアーティストのなかで完全に浮いている大御所ロック歌手…みたいな感じ。でも、それでも嬉しいものだ。

この店のこの五目ラーメンは、いつまでも変わらずこのままでいて欲しい。
もし再訪することがあったら、また注文してしまうかもしれないから*1

 

お題「昨日食べたもの」

 

*1:でも、エビフライカレーライスも気になる。

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。