瀬戸市で食べたトランシルヴァニア料理・ハンガリー料理

程々に忙しく、そして特筆すべきことのない日だった。
のんびりできれば何かしら日記に書くような出来事も起こるのだが、公私ともに中途半端に忙しいため、いつの間にか一日が終わり、かつ夢中になるようなこともないのだった。つまり”つまらない火曜日”だったといえる。

 

 

仕方がないから、先日の旅行で食べたお昼ごはんについて書く*1

 

先日の愛知県-三重県旅行は、瀬戸市で開催中の美術祭「国際芸術祭あいち2025」のために計画した。
その第一目的地である瀬戸市美術館の横にある「文化交流館」に、「ナトゥール・ビュフェー 文化センター店」が入っている。
なんだか表記がややこしいが、いわゆる市の文化会館・文化センターにトランシルヴァニアハンガリー料理の店が入っているようなのだ。かつて他の*2飲食店が入っていたところに、この"ナトゥール・ビュフェー”が入店したのだと推測する。

自分はGoogle Mapと事前情報で把握していたが、知らなければ通り過ぎる人も多そうな、飾り気も宣伝っ気も無い店である。

入口にメニューや本日のおすすめランチ的なものが貼られていて、客はそれを見てから店内に入り、最奥のカウンターで店主に注文をする。
店主さんは親切ではあるが、店のつくりや注文システムそのものが不親切というか、ハードルが高い気がする。なにしろ馴染みのない料理ばかりなので、どういう組み合わせで注文するのが良いのかすらわからない。自分はケーキを注文したのに、コーヒーを忘れてしまったくらいに、よくわからなかった。

とにかくそんな感じの注文で選んだのが、「本日の料理」と題されている「鶏レバーとトランシルヴァニア料理の盛り合わせ」である。
炒めた鶏レバーと心臓と、パプリカや豆のトマト煮込み的なものが、ご飯にたっぷりと盛られている。つけあわせに輪切りのキュウリが乗っている。

トランシルヴァニア…というけれど、現代ハンガリー料理といって良いと思う。
以前どこかで食べた東欧料理と、よく似ている。
ついでに言うと、ミニシアターで見るようなヨーロッパ映画に登場しそうな見た目である。

パプリカの煮込みはやさしい味でおいしい*3。レバーにも合っている。
ただ、一般的な日本の外食の常識からすると、いささか素っ気ない。もう少し具体的に書くと、塩気が足りない。日本の外食が塩辛すぎていて、このやさしい味付けが当地風なのだろうが、それでも最初は面食らった。塩やスパイスや、旨味を足す必要を感じてしまった。
でも、このたっぷりの素朴な煮込みを食べ続けていると、これはこれですばらしいものだと思えてくるのだからおもしろい。
思いがけず異国の味を、全く想定していない瀬戸市で食べてしまった。瀬戸市の名物なんて知らないから別にかまわないのだけれど、旅行の最初の昼食で想定外は幸先が良い。

 

 

 

煮込みの後に食べたのは、ビーツとチョコレートを使ったバターケーキ。
食感は重めのチョコケーキなのに、薄味というか軽い食べ心地が不思議だった。「ツェークラーシュ チョキシュ テースタ」という名前だったと記憶している。
声に出して読みたいハンガリー語(?)である。
それにしても、ビーツ入りのケーキなんて初めて食べた。一般的なチョコレートケーキやバターケーキと違うのはわかるけれど、ビーツ要素がよくわからない。
まるで海外旅行中みたいだ…と嬉しくなってしまった。

 

 


正直なところ「とびきりおいしい旅のごちそう!」って感じではない昼食だった。
でも、瀬戸市を再訪したら、再びこの店で食事をしたいと思っている。
文化交流館や瀬戸市美術館もすばらしかったし、こういう非日常は大好きなのだ。

 

 

ちなみに瀬戸市と芸術祭については後日書く。
瀬戸市では街を散策中にフィリピンのパン・ペストリーを買っている。基本的に瀬戸市ではなく外国のものを買って食べていたのだった。

 

 

これが、先日の旅行の1日目の昼食。
おもしろい体験だった。

 

お題「ささやかな幸せ」

*1:今日の昼食は、自作のお弁当。特筆すべきことのないサンドイッチだった。

*2:もう少し一般的な、市役所の食堂や喫茶室的な

*3:ピーマンは嫌いで、パプリカもそれほど好きではない。でもおいしかった。

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