知り合いに頼まれてレンタル倉庫の手配をしてきた。
今日は下見と手続きで、明日が正式な契約と賃貸スタートとなる。
仕事で何度か借りたことがあるが、いつも拍子抜けするくらいに簡単。こんなに簡単に"物件"を借りることができて良いのだろうかと思ってしまう。

下見した倉庫はずいぶんと大規模な場所だった。
いわゆる"変形土地"に大小さまざまなコンテナが組み合わされていて、迷路かだまし絵のようになっている。人が住む必要がなければこんなにも狭く無機質にできるのかと関心してしまった。現代アートイベントのメイン会場に良さそうな非日常空間だった。
今回は知人のお手伝いということで、手間賃とは別にお礼の品をいただいた。
手土産っぽいお菓子はわかるが、なぜかココット皿と土鍋もいただいてしまった。「親戚が焼き物の問屋をやっているので」と言っていたが、ちょっとしたお礼に耐熱陶器を贈るなんて一般的ではないと思う。
でも、多目的に使えるココット皿はありがたい。
帰宅してから、さっそく魚を焼くのに使ってみた。
油を多めに注いだココット皿に、サンマを並べて塩を振り、にんにくをチューブで少し、それに庭のローズマリーと唐辛子を入れて電子レンジで加熱する。蓋付きの容器なので油もほとんど飛ばない。途中で油をかけながら火を通したら、最後にオーブントースターで焦げ目をつけて完成。
一緒に入れておいたプチトマトや赤ピーマンも綺麗に焼けて、見た目も豪華な夕食となった。
箱にはココットとあるが、これは一般にキャセロールと呼ばれる器ではないだろうか。
実はこのあたりの器の名前については自分は詳しくない。
でもとにかく「調理に使えて、そのまま食卓にも出せる耐熱性のある浅めの陶器」は、とても便利だ。いつも「あれば便利だろうな」と思いながら買わずにいたら、思いがけず手に入ってしまった。
土鍋については真冬に活躍するだろう。秋の今は出番が無い。
そんな水曜日だった。本業(?)も家事も、おおむね順調。
ただし低気圧のせいか、頭痛がする。薬を飲むほどではない、痛みともいえないような弱い「頭痛っぽさ」が気になっている。困ったものである。





