車の電気でコーヒーを淹れる

家にコーヒーのドリップバッグがたくさんある。
何かのお礼にいただいたものや、自分で買ったもの。それに昔の勤め先が解散する時に貰ったもの*1がたっぷりと残っている。

 

 

コーヒーは好きで普段から飲むけれど、自宅ではコーヒーメーカーを使ってまとめて作るか、手軽にインスタントコーヒーで済ませることが多い。
ドリップバッグで1杯だけ…というのは自分にとって中途半端なのだった。

でもそろそろ賞味期限が近いものもある。
せっかくだから消費していきたい。というわけで、新たな「コーヒーを淹れる状況」を考える。

 

 


春に、ツーリング・キャンプをしている人が海を眺めながらドリップバッグを使っていたのを見たことがある。
あれはなかなか気持ちが良さそうに見えた。淹れたてのコーヒーを手軽に作って、片付けも簡単。水とコンロさえあればいい。

ちょうど涼しくなってきたので、今日は(仕事の合間に)試してみることにした。

 

 

といっても自分の場合はガスや石油のコンロは使わない。アウトドア用の道具はあるけれど、今回はもっと手軽に、電気ケトルを活用する。
うまい具合に、自分の車には100Vのコンセントがある。電気ケトルだって非常用に買ってある。水を水筒に入れて、蓋付き保温マグカップとドリップバッグを用意すれば、準備官僚である。

 

 

今日は雨なので後部扉を開けて、その下で淹れてみた。
当たり前だが、とても簡単だ。そして、この方法はとても実用的に思えた。
自分は長距離の移動中に郊外の公園などで休憩することがある。そういう時に、5分ほどかけてコーヒーを淹れ、そして飲むのはちょうどよい息抜きになる。片付けだって、マグカップに使用済みドリップバッグを入れて蓋をすれば、あとは帰宅後に洗うだけ。

もちろんコーヒーなんてコンビニで買えば安いものだ。
だけど、こうしてちまちま自分だけの飲み物を作るのは楽しい。
小さなテーブルや、自作の「コーヒー・ドリップ道具一式収納ボックス」を用意したくなるけれど、今はそれをぐっと我慢している。そこまで凝ってしまうと、方向性が変わってしまうような気がする。あくまで、いま手元にあるもので、ささやかに行いたいタイプの息抜きなのである。

 

 

でも淹れたてのコーヒーがあれば、次は甘いものが食べたくなる。
これもこだわればきりがない。コンビニで月餅でも買うか、家に備蓄しているお菓子を持参するのがちょうどよいと思う。

 

 

こういう"力の抜きかた"に意識を向けてしまうのは、我ながら年寄りくさい。
でも凝ればいくらでも時間と手間と金を注いでしまうのがおっさんの趣味なので、可能な限り力を抜くくらいでちょうどよいのだ。
そもそも発端は、余っているドリップバッグの消費なのだから。

 

 

そんな火曜日だった。
連休の後で雨天だったせいもあって、あらゆる場所が空いていた。店も、公園の駐車場も、道路も。そのせいか、落ち着いた気分で静かに仕事ができている。
コーヒーの効能ではないと思う。

では寝ます。おやすみなさい。

 

お題「わたしの癒やし」

*1:大量購入すると驚くほど安いので、まとめ買いしていた。

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