長野旅行の記録の続き。
といっても、先日書いた群馬県の観光と違い、軽井沢に到着してからは友人夫妻との行動も多く、書くことは少ない。会って喋って食事をして、家に泊まらせてもらって楽しかった…という例年通りの滞在となった。
普段は秋に訪れていたが今回は夏の終わり。
まだ"下界"が猛暑だった時期だったから、避暑地を満喫できた。木の葉が散る秋もすばらしいが、涼しい夏を楽しめる9月の前半も良い。さすが日本最古の避暑地である。
軽井沢現代美術館
以前から行きたいと思っていたが、行く機会を逃していた場所。
今月で閉館というので、頑張って行ってみた。

東京の有名な画廊による経営、ということで普通の美術館とは少し雰囲気が違う。
作品の撮影はOKだが人物を入れての記念撮影か、入口で貸してくれる美術館のマスコットキャラクター(の札)を画面内に入れれば撮影可能となっている。そういう条件なため、自分はほとんど建物内を撮影していない。
複製画や本物の販売もしているし、商談も可能。
現代美術、特に日本の売れっ子の作品が多い。
この数十年、"今"の作家を見出し育てていった画廊だからできたコレクションだろう。
僕でも作品を見ただけでわかる有名な作品がどっさりあって本当に楽しい場所だった。
まるで雑誌の「日本の現代アート特集」を見ているような場所。
見せ方も上手で、それほど広くはないけれど全ての展示が格好良い。
本当にすてきな美術館だった。閉館は惜しいが、最後に訪れることができて良かった。

軽井沢町立離山図書館

現代美術館のすぐ近くにあるこぢんまりとした図書館。
古びているが、とても雰囲気が良い。本好きの人達が静かに利用していて、なんというか文化的な空気がある。
昭和の後半には普通に見られた公共建築だが、今の目で見るとずいぶんと凝っている。懐かしくて、でも新鮮。
こういう建物は今でも全国各地にあるけれど、手入れがしっかりされていて、きちんと活用されている場所は珍しい。普通は「本館」ができると、どうしても寂れてしまうものだ。
観光地ではないし、史跡や文化財でもない。
でも、ここは良い場所だ。




ユリイカや暮らしの手帖のバックナンバーも全部揃っていて、旅の途中の休憩にはぴったり。
ある意味で「軽井沢らしい」場所だった。
明日は旅の2日目について書く…つもり。
たぶん明日ものんびりはできないため、今から緊張している。でも今日は休日なので、これは良くない精神状態。なのでもう寝ます。おやすみなさい。



