花のようなおやつ


今日のおやつは、「華子」のおはぎ。
手土産用にクッキー(米粉や餡を使った花のクッキー)を買ったついでに食べてきた。

見た目はもちろん味も良い。
このおはぎにはハーブが使われていて、香りが少し変わっている。和菓子の味と食感にスパイスやハーブが香るのはおもしろい。
おもしろいおやつというのはそれだけで良いものだ。味が良いのだから、これはもう完璧なおやつである。見た目が最高なので、超完璧だ。

 

 

ところで和菓子なのにハーブ、それも魚や肉料理に使われるようなそれがほんのりと感じられると、なんとなくコンタミ感がある。
自宅で料理をしていて、タマネギを切った後に(包丁やまな板を洗っていても)次に切る豆腐などに匂いが付いてしまう感じ。あるいは肉を焼いている隣で作った料理の感じ。作っている人だから気づく程度の、微かなもの。
和菓子屋さんの厨房で作っているのだから絶対にそんなことはないのだが、食べていてどうしても気になってしまう。これは100%、自分の問題なのだが、そういう体験も含めて楽しんだのだった。

 

 

そういえば今日はお茶を注文しなかった。正確には注文を忘れてしまった。

どうやら特定の曜日以外は、無料の水やお茶は無いらしい。食べているときは気にしていなかったうえに、今日はお茶やコーヒーをたくさん飲んでいたので無ければ無いで全くかまわない。お店の人も、クッキーの注文のついでに1個食べるだけだからと気にしていなかったのかもしれない。
それでも、やはりおはぎにはお茶があれば良かったはずだ。
自分は甘いものが好きだが、その辺の機微に鈍感なところがある。貰い物の高級チョコレートだけ食べておしまい、みたいな食べ方をして、周囲に驚かれたことも多々ある。
コーヒーや紅茶だって「良いものの味はわかるが、インスタントコーヒーでも十分においしい」程度の認識で、緑茶なんて「濃ければ濃いほうが好き」なのだった。
そして、和菓子にお茶が無くても気づかない。少なくとも今日は、先ほどまで気にしていなかった。

次はきちんと注文しよう。お茶だけでいくつも種類があったはずだ。
そして今は願う。お茶も注文しないケチな客だと思われていませんように。

 

 

そんな金曜日だった。
諸々忙しくて、今日は旅の準備も情報収集もできていない。行きたい場所は数か所で、泊まるのは友人の家なので、それほど必要なこともないのだけれど。

明日はのんびりしたいが、さてどうなることやら。
とにかく今日はもう寝ます。おやすみなさい。

 

 

お題「大好きなおやつ」

 

 

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