今日もことさら暑かった。
車の外気温計は37℃を指していて、実際に強い日差しと高湿度で過ごしにくい。
そんな天気で外を歩いていたら、騒ぎながら歩く中学生〜高校生くらいの子供2人を見つけた。
どうやら自転車がパンクしたらしい。
どうすればそんな風になるのかわからないが、チューブが大きくはみ出ていて、押して歩くのも難しい状態になっていた。
そしてこの子供達は日本語が苦手なようだ。
片言の日本語で助けを求めてきた。
とりあえず、「進行方向には自転車屋が無いこと」「別の方向に数百メートル歩けば自転車屋があること」とをスマホを駆使して伝えた。
そして、一緒に行くことにした。
自分もそちらに行くところだったから、最後まで面倒を見ることにしたのだ。
大手チェーンの自転車屋だったが、対応はとても親切だった。
スタッフは、手持ちの現金も電子マネーも少ないという子供達に配慮して手間賃をオマケしていた。「こういう対応は店長決済で割引が効くんですよ」と言っていた。こういう対応も地域への貢献なのだろう。
僕も子供達にペットボトルの水を買ってあげた。
千円札を渡して、スタッフと子供達の分を買うように伝えて、店の前の自販機で調達させる。
お金を渡した後に「こういう対応をする歳になったのか」と、自分の行動に奇妙な感慨を抱いた。昔の自分ならば、2人にジュースを手渡していただろう。ああ、おっさんくさいことをしてしまったと思ったのだった。歳のせいか、親戚の子供にやるような行動を赤の他人にまで適用してしまう。
ともあれ自転車はすぐに修理され、子供達は隣の区まで元気に走っていった。
日本語学校へ行き、手続きと授業をするそうだ。

ちなみに、僕に「助けてクダサイ」と声をかけたのは、困ったときには周囲にそう声をかけるよう学校で教えられたからとのこと。
ところが歩行者は少ないし、声をかけても逃げられるので大変だったそう。
自分も外国に住み始めてからタイヤがパンクしたら、本当に困ると思う。そもそも日本語以外の言葉で「自転車のタイヤがパンクした」と言えないだろう。
そんな月曜日だった。
あの子供達が熱中症にならなければよいのだが、と思いながら午後を過ごした。
帰宅したら近所の犬が暑さにやられて病院に運ばれたと聞いた。
父の知り合いは、シニアカーで移動中に熱中症になったそうだ。
おかしな夏である。





