休日の予定だったが、諸事情あって朝から県東部へ行くことになってしまった。
いくつかの予定がキャンセルされ、朝から夕方までばたばたと働いた。
昼頃にはJR東海道線の「東田子の浦駅」近くにいた。
こぢんまりして周囲に目立った建物もない駅だが、駅前にはペルー料理店「ジュスト エン ツ グスト」がある。以前、場所だけ調べていたお店だ。

日本語のメニューや案内が全く無い、静岡でも珍しいタイプのペルー料理店だった。
親切そうな店員さんは日本語が通じるので不安はないけれど、初めての人は面食らうのではないだろうか。
そんな店の読めないメニューをスマホに翻訳させるなどして選んだのが、羊肉の煮込み料理。Googleレンズの翻訳機能では「乾いた肉」だったが、「セコ・デ・コルデロ(乾燥肉)」という名の煮込み料理・シチューらしい。
たくさんのご飯に、骨付きラム肉の煮込みと、豆の煮込みがカレーのようにかけられている。ハーブやスパイスがたくさん使われていて肉の風味もするが、とても食べやすい味だった。
骨付き肉はスプーンでも外せるくらいに柔らかく、食べ応えのある量。
付け合せの酢漬け紫玉ねぎや、別に用意されたチリソースを使えば、味の変化も楽しめる。
食べ始めてから、そういえば南米旅行中に食べた味だと気がついた。
ペルーと隣接するエクアドルで、ほとんど同じものを食べていたはずだ。
思いがけず良いお昼ごはんを食べてしまった。
たくさんあるメニューの中から、良いものを選べたと思う。
Google Mapによれば土日のみ営業しているようだが、また機会があれば行ってみたい店だ。


食後の散歩に堤防横の道を歩いていたら、「ゲラティック号遭難の地」なる案内標識に遭遇した。
1979年に、この地に輸送船ゲラティック号が漂着したとのこと。
近くのお寺には、この事故の犠牲者2人を祀る石碑もある。
調べてみたら、当時の映像をYouTubeで発見した。
アマチュア撮影者によるもので、8mmフィルムで撮影し、きちんと編集されている。
このあたりで座礁事故があったことはどこかで聞いたが、こんなに大きな船だとは知らなかった。屋台なども出て見物人も多かったそうだが、僕だって当時こんな風景が見られるのなら行っていたと思う。
ギャラティック号やゲラティック号と名前表記に振れがあるのは、ドイツ語読みか英語読みの違いではないか。
夕方からは雨が強くなってきたので、自宅作業に切り替えた。
今夜は大雨。先程から雷が鳴り響いている。夜に買い物へ出かけるつもりだったが、諦めた。明日の朝のヨーグルトが無いけれど、仕方がない。
そんな土曜日だった。
とても疲れて、もう眠い。今から寝ます。おやすみなさい。







