老人の愚痴と心太

朝、家を出る前に近所の人に捕まってしまった。
近所の人というのは、もちろん高齢者だ。僕は高齢者に捕まりやすいのだ。

主に家の愚痴を聞くことになった。
簡単に言えば嫁の悪口である。
片方の話だけを聞いているだけでは詳細がわからず、証拠が無く、「言った言わない」の問題となる、典型的な愚痴である。
しかも「でも自分が我慢すれば良いのだから」と、問題解決に繋げる気もない。たいていは「もう墓まで持っていく」と、ずいぶんリアルな言葉まで付いてくる。
愚痴としてはずいぶんと純度の高いものだ。中年や若者ならば、多少なりとも解決への想いが含まれる。

 

 

過去にこういう問題について、IT機器を駆使して問題解決を図ったことがある。
防犯カメラやスマホアプリ、スマートタグの類を使えば、老人の悩み事は基本的に解決する。
とはいえ、そうやって現実世界の問題を現実的に解決しても、彼ら彼女らの心理的な問題まで片付くことはほとんど無い。探偵モノでいうところの解決編が終わっても「でもね…」と話が続いてしまうのだ。
だから、自分の技術的・物理現実的な問題解決方法は、高齢者には伝えない。基本的に、彼らの子や孫に頼まれたときに提案する。

 

Apple AirTag

Apple AirTag

Amazon

 

ともあれ今朝はそんな感じの長話に付き合ったので、予定がずいぶんと狂ってしまった。余裕のあるスケジュールだったはずなのに、困ったものである。

そのかわりに、ずいぶんと高級な心太(ところてん)をいただいた。
箸で掴めるほど濃度が高く、味も良い品だ。
話だけでおいしい心太が手に入ったのだが、得をしたのだと思いたい。

明日は早い。
今日はもう寝ます。おやすみなさい。

 

お題「ささやかな幸せ」

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。