これが今年のウナギぱん

今日のおやつは、ウナギぱん。

スーパーマーケットのベーカリー・コーナーでは、暦や年中行事に合わせてケッタイなパンが売られていることがある。
たいていは売れ残る。

そして今の季節は、土用の丑の日にちなんだウナギのパンが売られていて、もちろん売れ残っている。しかも、大量に残っていて、午後も早い時刻だというのに可哀想なくらいに値引きされていた。

 

 

値引きされても季節物である。きちんと売り場が確保されていて「これが今年のウナギぱん!!!」と貼り紙があった。

昨年まではコッペパンの生地で、今年はデニッシュ生地なのだそうだ。
A4サイズにぎりぎり収まる寸法のデニッシュなので、とても割れやすい。大きく膨らませたビニール袋に1個(1匹)ずつ収められていて、扱いが難しそう。

 

今日の買い物は少数の補充品ばかりだったこともあり、ちょっとした気の迷いでこの「ウナギぱん」を買ってしまった。

 

それにしても、おかしな造形である。
目はわかる。左右に飛び出ている器官は、胸鰭だろう。
どうして尾部の先端にのみチョコレートが付いているのだろう。そのような特徴を持つウナギ類なんて僕は知らない。

 

こういう不思議なかたちの、しかもそれなりに大きなパンなのだ。人生で何度も食べることはないと思う。焼き上がりから数時間なのに半額で買えたのは僥倖だったのかもしれない。

 

 

デニッシュということで、ほぼパイのような食感と味である。
ウナギでパイといえば、静岡県ではうなぎパイが存在する。おやつとしてのまとまりは、うなぎパイのほうが数段も上だ。
しかし、考えてみればうなぎパイだって、ウナギの形はしていない。粉末(うなぎ粉)だって、味に影響を与えるほどは入っていない。

ならば、この、目と胸鰭があって細長いパンのほうが、ウナギには近いといえる。近いから嬉しいとか、そういうことは全く無いのだけれど。

 

 

なにしろ長いパンだ。帰宅して撮影した後は、ハサミで寸断した。短く切れば保存容器にも収まるし、おやつとしても食べやすい。短くなったそれは、もうウナギにもパンにも見えないのだった。

 

こういうものを食べていると、ふと思ってしまう。
「有限の人生を、無駄に消費しているのではないか?」と。
しかし僕の財布と身体と人生なのだ。
デニッシュ1個で悩むのは、それこそ無駄というものだろう。
たとえそれが、ウナギには見えないウナギぱんだとしても、今日の僕が選んだものだ。このおやつ時間が無駄と断ずる理由はどこにもないはずだ。

 

 

そんな金曜日も、もうすぐ終わる。
日付が変わる前にお風呂に入り、その後に寝ます。おやすみなさい。

 

お題「大好きなおやつ」

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