先ほど、ゲーム「ファイナルファンタジー V」を買った。
ほとんど衝動買いに近い。知り合いがしていたゲームの話に影響されて、ダウンロード版をぽちりと購入してしまった。
といっても、昭和の終わりごろか平成の始めか、とにかくずいぶんと古いゲームのリマスター版。ピクセルリマスターといって、昔のドット絵の味を生かしたリメイクとなっている。そういうゲームなので、価格は驚くほど安い。
厚めの翻訳小説を1冊買うより安価だった。
よく知っているゲームではあるが、おそらく自分は遊んだことがない。
大まかなストーリーは序盤を進めるうちに思い出したのだが、自分がゲーム中でどのような選択をしたのか、何に面白みを見出していたのか、全く記憶に無いのだった。
子供の頃は兄や兄の友人達の後ろで眺めるのがRPGの基本的な"遊び方"だった。家を出て大学生になった頃には、もう「スーファミのRPG」の時代では無くなっていた。
おそらく、学生時代に同級生の誰かがパソコンのエミュレーターで遊んでいたものを後ろから眺めていたか、大人になってからYouTubeか何かで知識を得たのだろう。

でもとにかく、なかなか良くできたゲームだ。
当時、大ヒットしていた理由もわかる。ずいぶんと"遊び甲斐がある"ような仕組みが序盤から仕組まれている。
ただ、シナリオは少し雑だ。偶然の一致が多すぎる。
その偶然を説明するファンタジックな仕組みも説明されないから、世界を救う旅が薄っぺらく見えてしまう。これはもう、当時のゲーム機の性能が足かせになっているのだろう。小さなキャラクターをちまちま動かすしか無い性能では、演出も伏線も限界がある。
最初に書いたように、まるで本を一冊買うような価格で気軽に買えたせいか、おそろしく気楽にゲームを進めている。これは子供の頃には無かった気分だ。
昔はゲームというのは、もっと全力で向き合うものだった。ゲーム機の電源を落としてからも、明日はどういう風に遊ぶか、今日わかった事は何かなど、考えているだけで楽しかった。
今は全く違う。
セーブして、Nintendo Switchをスリープさせたら、それでもう終わり。明日また続きを遊ぶとしても、それは明日に考えること。それで十分に楽しい。
朝は早かったし、家事も仕事も頑張った。そのうえでゲームも遊んでいるのだから、ちょっと忙しすぎる日曜日になってしまった。
なので、もう寝ます。おやすみなさい。




