天竜川の河口の砂州へ

再びの静岡県西部。今日は主に浜松市の南部へ行っていた。
昼過ぎの空いた時間に、天竜川の河口付近を散策。食後の運動と探検を兼ねて、海沿いを適当に歩いた。

といっても、浜松市から御前崎市までの遠州灘沿岸は、どこも簡単には入れない。
企業の敷地や防風林があって車を停められる場所が少なく、なにより大きな防潮堤がある。あの大震災の後に急ピッチで造られた立派なものだが、今も車での立ち入りは禁止されているところが多い。
防潮堤に並行して太平洋岸自転車道と整備作業用の道路が整備されているから、防潮堤を超えれば歩くのは簡単。
そういうアクセスの悪さのせいか、近隣住民が少ないせいか、天竜川河口の西岸周辺は、ほとんど人がいなかった。

 

 

静岡県で、ここまで人間の姿を見ない海岸は珍しい。
平日の昼間でも、老人かランナーかビーチコーマーがいるものだ。
今日は河口で何かしらの研修(測量?)をやっていた数人と、砂浜に入り込んで四輪駆動車やオフロードバイクを走らせていたおっさんグループしか見かけなかった。研修の人達はどこかへ歩き去り、おっさんグループは警察に捕まって*1その後は本当に自分以外は誰もいない状況だった。

 

 

時折、浜松基地から飛んできたらしいジェット機の音はする。だけど、花粉か水蒸気か何かでぼんやりとした空には何も見えない。遠方の山も、太平洋を進む船も、今日は見えなかった。

そんな、明るいのに視界が狭いような不思議な天気(?)の下、誰もいない場所を歩くという、まるで夢の中のような体験をしてしまった。風がおそろしく強く吹いていることだけが、現実的。
全く劇的ではないけれど、非日常っぽさがあった。

ずいぶん前に反対側の岸から見た時には、河口には長い砂州ができていた。今日見た限りでは、砂州は短く太くなっているようだった。
可能ならば、長く伸びた砂州を歩いてみたかったのだが、なかなか思うようにはいかないものだ。

 

短い距離と時間のわりにおもしろい体験ができたと思う。
浜松市の沿岸部は知らない場所ばかりだ。風景からして、自分の知っている静岡県っぽくない。だから楽しい。

お題「わたしの仕事場」

*1:砂浜あるいは防潮堤への侵入は違法なのかもしれない。自然保護の観点から、あるいは公有地への侵入という意味でルール違反なのだろう。

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