いささか過大なイカリングフライ

今日の昼ごはんは、イカリングフライ定食だった。

所用で静岡県の西部、森町や掛川市へ行っていた。その訪問先の方々と一緒にお昼ごはんを食べることになって行ったのが、掛川市の「遠山食堂」というお店。

 

国道1号線バイパスの大池ICから車で1分程度の場所にある、小さなお店だった。昔は(あるいは今も土日は)仕出しや宴会もしていたような店舗が残るが、隣接する小さなお店が食堂になっている。

 

 

 

テーブル席ばかりの店内は落ち着いた雰囲気。短冊に書かれたメニューが大量に貼られていた。

僕たちが到着した11時30分過ぎには、地元の年配の方々が目立った。そのうち、外で働く男性陣がたくさんやって来て、店内は賑やかに。彼らの目当ては、大盛りのご飯とおかずの定食のようだった。

僕は勧められた通りにイカリングフライの定食を注文した。
ご飯は少なめ、マヨネーズは抜き。こういった注文も気持ちよく受け付けてくれる。

「見たらびっくりしますよ」と皆が言うように、テーブルに届いたものを見て僕はびっくりした。

こんなにたくさんのイカリングフライは見たことがない。
これで1食分。
食べてみたら、イカの太さというか厚み*1が薄く、きちんと最後まで食べきることができた。さっぱりとした小鉢のおかずと共に、ひたすらイカリングフライを食べていくのは、なかなか不思議な体験だった。
プレーン、ソース、そして醤油と味付けを変えながら食べ進むと、これが意外と飽きない。衣だって大量にあるはずなのに、それほど重くないのだった。

食べ終えた後は、これも不思議な満足感があった。
最初に見た時は「ひたすらイカリングか。ミックスフライにすればよかったかも」と思ったが、箸を置いた時の気持ちは「たくさんのイカリングフライを食べることができた。うれしい!」だった。

イカリングフライなんて1年にそれほど食べない。12月になって、年間摂取量を倍増させてしまった。

他のメニューも、とてもおいしそうだったので、この店は再訪したい。とりあえずGoogle Mapsにはピンを打っておいた。

 

そんな月曜日。
県の西部は、いささか遠い。今日は事故渋滞に巻き込まれて帰宅が遅れたので、なおさら遠く感じた。イカリングフライ定食だけが、今日の明るい話題だった。

お題「ささやかな幸せ」

*1:指輪でいうところの"幅"

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