ロッテリアにひとりきり
静岡を車で移動中に、パソコン作業をする必要が生じた。
資料を広げてまとまった作業をするから、車内ではなくテーブルのある場所がいい。ということで辺りを見回したら、ちょうどロッテリアが店を開けるところだった。
静岡市では唯一のロッテリア。県内にも数えるほどしか存在しない。
こんなに数が少なくてチェーン店としてのメリットがあるのだろうか?と心配になってしまう。
そんなロッテリアは、おそろしく閑散としていた。
開店直後に自分が入って以降、40分ほど次の客が来なかったのだ。
朝食メニューが無いファストフード店かつ静岡市ではマイナーならば仕方がないのかもしれないが、それでもこれはさみしい。
かつて、シネコンで1人だけで映画を観たときもなんとなく気まずかったが、この40分も少し居心地が悪い。コーヒー1杯では悪い気がして、途中でチョコパイを追加で注文してしまったくらいだ。
静岡のロッテリアは、かつてのファミレスっぽさ*1は薄れたが、相変わらず広い。コンセントなどもなくて、マクドナルド等とは違う路線で勝負しているのかもしれない。
ちなみに開店直後はファストフード店の匂いがしなかった。揚げ油や脂の焼けた匂い、甘い匂いが全く無くて、なんだか変な感じ。定休日のレストランの厨房が、こういう臭いだった気がする。
でもテーブルは広く、コーヒーは苦くて熱くて、なかなかに良いお店だったと思う。
少なくとも、テーブルを独占してパソコンをぱたぱたと操作するには最適なファストフード店だった*2。
ざるそばと天丼
今日も訪問先でお仕事をしてきた。
昼過ぎになって、訪問先の方々に「このあたりでお昼を食べる場所がありますか?」と問うたところ、「丼か麺か飯か?」「和洋中どれか?」「丼ならば、つゆは多いほうがいいか?」など、逆にいくつかの質問が返ってきた。
全てに回答したところ、この店がよろしいと教えてもらったのが、地元の人に愛されていそうなお蕎麦屋さん。ラーメンもある庶民的なお店だ。
店の名前は忘れた。
店員さん達は全員が高齢で、でもたくさんの注文をさばいていた。
天丼と蕎麦のセットは、蕎麦の種類を数種類から選べる。今回はざる蕎麦を選んだが、周りの人達はラーメンを頼む人のほうが多いようだった。勧められるままに、この天丼の蕎麦のセット（ざる蕎麦にしてもらった）を注文したのだが、周囲はラーメンと天丼あるいはラーメンとカツ丼のお客さんばかり。いささか不思議な組み合わせである。
でも、ざる蕎麦はきちんとおいしかった。食後には蕎麦湯も飲める。
天丼だって、からりと揚げたて。きんぴらみたいなゴボウもさくさくと食べやすいし、エビも大きい。つゆというかタレが少なめで、ごはんがしゃきっとしているところは僕好みだ*3。
ただし、僕の胃袋では、この麺と丼の組み合わせは、いささか量が多い。
仕事を終えて帰宅前にカヌレを買ったのだが、手を付けなかった。
夕食だって、ごはん抜きで済ませた。
なかなか良いお店だったので、一人で再訪しようと思っている。店の名前は忘れたが、場所は覚えているのでなんとかなるだろう。
たぶん、この店だ。
