今日も昼ご飯は外食だった。
そして、いつもと同じ、訪問先の人達におすすめの場所を聞いて、その店へ行ったのだった。その店がいわゆる町中華、個人経営の小さなお店だったことも、最近よくあるパターンである。
そんな普段通りの昼食ではあったが、1つ良いことがあった。
僕は醤油ラーメンを注文したのだが、店側のミスで「小チャーハン・ラーメンセット」がテーブルに届いたのだ。
注文が違っていることを伝えたところ、すぐに店側の間違いだとわかった。
そして、代金はラーメンのままで小皿のシューマイをサービスしてくれた。店員さんは「シューマイは蒸し直しができないからね」と言って、チャーハンだけを奥に下げていった。
なので、僕は醤油ラーメンとシューマイを楽しむことができた。
シューマイを抜きにしても、実においしいラーメンだった。さっぱりしていて、塩辛さは控えめで、焼豚には存在感がある。スタンダードかつ高水準な、良い醤油ラーメンだ*1。
さらにチャーハンは、おにぎりにして会計後に渡してくれた。
サランラップに包まれた2つの「チャーハンおにぎり」である。できるだけ早く食べること、焼きおにぎりには向かないこと、炒め直すことでチャーハンに変化することを教えてもらった。
このチャーハンおにぎりは、帰宅後に僕の夕食の主食となった*2。
おにぎりの中心には、黄色い沢庵が仕込まれていた。なかなか斬新なおにぎりである。もし炒めていたら、全体的に黄色いチャーハンができていただろう。
そんなわけで、夕食はチャーハンに秋刀魚の塩焼き、根菜とレンズ豆の味噌汁、蕪の蒸し煮、かぼちゃと油揚げの煮物、というめちゃくちゃな組み合わせだった。
でも好物が多いので満足。それになにより、チャーハンは無料サービスなので、きっと身体にも優しい。
お店の側の判断としては、注文ミスの品を捨てるよりは客に与えるほうがマシ、と考えたのかもしれない。それとも、普段から気前の良い店だった可能性もある。
ともあれ自分としては、おいしいラーメンを注文したらシューマイやチャーハンが付いてきたのだから、幸運だった。
こういうサプライズがあったのだから他にも何か良いことがあるんじゃないかな、と思って午後を過ごしたのだが、特に幸運の連鎖は発生していない。でも、平和で穏やかに過ごせただけでも大満足なのだった。