仕事で外に出る機会が何度かあったので、合間に友人知人のところに土産を届けてきた。少しだけ長野旅行の話もした。
友人からは「今回の旅では、計画未遂の物事はあったのか?」と聞かれたのだが、自分ではよくわからない。今回は父のための旅だったから、自分の「絶対に行きたい場所」のようなものが少なかったのだ。
しいて言えば、ケーキやパンといった、普段の旅なら必ず買っている*1ものは、ほとんど縁が無かった。とはいえ、パンは友人の家でいただいたし、少しは地元スーパーで買った。
「足りないものを考えてごらんなさい」と言われて別れたので、今日の夕方はずっと「長野でやり残したこと」を考えていた。親戚も友人も住む土地なのでこれからも何度も通うことになるけれど、繰り返すとはいえ今回の旅は1回限り。きちんと考えて損はない。
というわけで思いついたのが、先に挙げたとおりケーキ、スイーツ、甘いもの。
そして栗を食べていなかったことに気がついた。
なので今日は、栗を使った甘いものを探して、藤枝市のボクゥボクゥに行ったのだった。この店ならば秋に栗のものが必ず見つかるだろう、という信頼があった。
そしてカフェオレとともに楽しんだのが、「栗のサントノレ」。小さなシューと栗のクリームが組み立てられていて、中央に大きな栗が1個乗っている。
申し分のない、栗のケーキである。
これを以て、僕の長野旅行2024秋は完了した。
まだ自分用のお土産はたくさん在庫されているし、伯母からはいくつか頼まれごとも請けてきた。だけど、旅のお楽しみとしては、とりあえずこれで区切りとなる。
まさか長野と全く関係のない静岡県藤枝市で旅行の(精神的な)区切りを迎えるとは思わなかったが、こういうのは気持ちの問題なので仕方がない。
それにしてもおいしいサントノレだった。まだ暑い日が続きそうな秋だが、おやつだけは完璧な秋だった。
*1:そして暴食している