夜はお寿司

夕食はお寿司だった。
母の命日の前後に父と外食をするのが習いになっている。特に「そうしよう」と言い出したわけでもないし、食事中に母の思い出話に花が咲くようなこともない。

ただ、ちょっと良いものを食べる言い訳に、墓参りの後に外食という形式が定まった感じだ。
父はビールを飲む。僕は何も飲まず、食後にお茶を飲むだけ。
2人とも、それほどたくさんは食べない。ただ、普段あまり自宅では食べない類の魚を選ぶ傾向はある。こういう時の「せっかくだから」の感覚は、父も僕も似ている。

 

ところで今夜は、左手の薬指が腫れている。
試供品として貰った木工用の漆を、試しに指で触ってみたところ、しっかりとかぶれてしまったのだった。
漆が付いたのは薬指だけではない。でも、なぜか薬指だけが赤くて、少しかゆい。どの指も急いで洗ったのに、"効き目"がまるで違う。

とにかく、このままではパソコン仕事にも睡眠にも悪影響があるので、抗ヒスタミン剤を塗り、抗ヒスタミン剤を飲んでみた。


小さな瓶に入った、ほんの少しの量なのに、効き目は劇的。慣れれば大丈夫とはいうけれど、僕の趣味の範囲では、たぶん慣れるほど使わないと思う。この試供品だって、使うつもりもないのにクラフトフェアで貰ったものだったのだ。

 

そんな水曜日。
ヒガンバナが咲き始めたのに、まだ昼間の気温は34℃。夕方になってもセミは鳴いている。秋の要素は増えてきたが、まだ夏っぽい不思議な気候が続いている。

 

お題「ささやかな幸せ」

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