朝霧高原
富士山の麓、静岡県と山梨県の境界近くにある「朝霧高原」へ行っていた。
出張するほど遠くはないが、しかし日常の仕事としては遠出である。行楽地に仕事で行っても楽しくはないけれど、今日は待機時間が多いので約得感がある。
標高が高く、夏場でも涼しいのが何よりうれしい。
今日は真昼でも28℃程度で、日陰ならば過ごしやすい。往路でベーグルサンドを購入し、お昼にはコーヒー*1と共に楽しんだ。
富士山は見えなかったが、涼しくて明るくて開放的な場所というだけで、気持ちが明るくなる。
ハンドルステム
電動折りたたみ自転車のBesv PSF-1は、ハンドル位置が高い。
わりと「走れそう」な外観で、実際に長く速く走ることもできるのだが、そのわりにアップライトな姿勢となる。ママチャリ的にのんびり走るには良いのだが、自分にとってはもう少し前傾姿勢なほうが有り難い。
ハンドルの位置が高いと、身体が起き上がってしまう。長距離を走るには疲れてしまうし、サドルに体重がかかりすぎて痛くなるし、足に力も入れ難い。
サドルを高くすれば前傾姿勢にもできるが、今度はバランスが悪くなる。フレームのデザインから、高くするにも限度があるのも困りもの。
そういう声が多かったのか、交換部品として「ショートステム」が販売されている。
折りたたみ機構を含めハンドルからフロントフォークまでの間をまるごと取り替えるもので、交換すれば60mmほどハンドルが低くなる。
たった6cmのために8千円を超える出費だが、自転車乗りとしては「安い」と思ってしまう。折りたたみ自転車の場合は、汎用品を活用できないため、なおさらそう思う。
今日は上述の待機時間に、このショートステムへの交換も行った。
こういうこともあろうかと、車にPSF-1や工具や、予め買っておいたショートステムを積んであったのだ。
静岡県中部の平野部では、さすがに暑くて交換作業なんてできない。
でも今日の朝霧高原*2ならば、作業が可能な気温だった。心配していたにわか雨も無く、作業は短時間で終わった。
6cmの差は、乗ってみてすぐに判った。
そのまま試運転で走って、すっかり気に入ってしまった。
始めからこのサイズで売ってくれればいいのに、とさえ思う。細かなバージョンアップを続けるメーカーだから*3、いずれこちらが標準になるかもしれない。
梅氷
おやつは道の駅の和菓子屋で「梅かき氷」を食べた。
梅シロップを使った簡素なかき氷。客が誰もいない静かな和菓子屋で、物静かな店員さんに作ってもらった。
さっぱりとしたおいしいかき氷は、容器も素敵。「フラッペ」を食べたのは何十年ぶりだろう?
それが今日の出来事。
一週間近く、悪天候のせいで部屋に閉じ込められていた気がする。高原を散策し、懸案だった自転車のパーツ交換を行い、試運転をして、そしてかき氷を食べた。
なかなか良い遠出だったと思う。