歯医者と洗車と漫画本

早朝から出かけて、夕方の早い時刻には自由の身となった。

しばらく行っていなかった歯科医院で定期チェックをお願いしてきた。
どういうわけか、個人経営の病院なのに先生が変わっていた。「事情により2人体制になりました」とのこと。

 

 

そして、この新しい先生には「1年近く空けたら定期チェックじゃないですね」と言われてしまった。
そんなこと言わなくてもいいのに、嫌になっちゃうな…と思っていたら、後で歯科衛生士さんが「あんなこと言わなくてもいいのに。嫌になりますよね」と小さな声で言ってくれた。読心術の類かもしれないし、単純に新しい先生の言動にギスギスした職場なのかもしれない*1

ところで、この歯科医院の会計係は、いちおう知り合いである。
小学校か中学校、もしかしたら高校の同級生だったはずだ。在学中には普通に話していた「義務教育期間中に同じ学区だった人」だが、もうすっかり忘れてしまった。
そもそも、医療機関で知り合いに会っても、特に嬉しいこともないのだ。なので、いつもお金を払うときに戸惑ってしまう。お互いに名前を呼びあい、元気でしたか?と言うだけ。雑談をする時間もないから、せいぜい「来年に同窓会やるみたいだよ」「そうですか」程度の話しかできない。

 

先生が変わった以外には、待合室の漫画も変わっていた。
以前は「漫画でわかる歯の健康」みたいなPR本と共に、「動物のお医者さん」「研修医なな子」「プラネテス」のような古くて万人向け(?)なものが並んでいた。
ダンジョン飯」が揃っていたことも覚えている*2

 

 

今日の待合室には「ONEPIECE」と「ジョジョの奇妙な冒険」のコミックスがずらりと並んでいた。本棚の収納力の関係で、ものすごく中途半端なところで"蔵書"が中断しているのが気になる*3。その2作品で棚の多くを専有しているところも異色だ。
先生が変わると、待合室の本も入れ替えるものなのだろうか。

そういえば、診察室にもゲームセンターにあるような「ONEPIECE」や「鬼滅の刃」のフィギュアが並んでいた。
極めて個人的な好みの話になるが、ああいう安っぽいフィギュアを並べる病院や店は苦手なのだ。お気軽で薄味なサブカルアピールに見えてしまうのは、僕が昭和生まれだからだろう。

 

 

とにかくそんな感じで歯の定期チェックを受けてきた。
結果は、「ほぼ満点」とのこと。
なぜか歯石も少なかった。
若い時のほうが、うっかり虫歯を作ったり、詰め物が外れたりするトラブルは多かった気がする。おやつの頻度と量は、それほど変わっていないと思うのだが、よくわからないものだ。

 

 

他には、車を買ってはじめて自分で洗車をした。
洗車機で洗ったり、ホースで水をかけたことはあるけれど、1年近くきちんと洗ったことが無かったのだった。

新車納入時にエクストラなんとかシーラントというコーティングを施工していたので、汚れはそれほど付着しない。そして、そのコーティングのメンテナンスキットを使って洗ったのだが、これがなかなか大変だった。

洗剤やコーティング剤の扱いには全く問題が無い。
大変だったのは車の屋根部分。箱型の車は、背が高いのだった。

セダンやコンパクトハッチバックでは考えたこともない背の高さ。屋根はもちろん、フロントウィンドウの上部中央も脚立が必要になってくる。
シエンタは小型車の部類に入るのに、この苦労である。一般的なミニバンならば、僕は洗車なんてしないだろう。

 

お題「ささやかな幸せ」

*1:院内には、新しい先生に対する"含み"っぽい何かが漂っていた。

*2:「クロワッサン」や「旅の手帖」といった雑誌も揃っていた。

*3:雑誌は、輸入車ばかりの自動車情報誌が数冊。輸入車の雑誌は歯科医院の定番だと思う。「プレジデント」もあった。

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