喋りながら食べるスキル

お昼ごはんは街の蕎麦屋さんでランチセット的なものを食べた。
訪問先の人達が連れていってくれたのだ。社員食堂が無いからこれくらいは…と案内してくれたうえに奢ってもらった。

ごく普通の、あまりに普通過ぎて個人的には珍しいくらいの、街の蕎麦屋さんだった。
小さなサラダにざる蕎麦、それに親子丼とフルーツ。

その蕎麦屋さんでは隣の席の人達がすごかった。
3人で延々と喋り続けているのに、3人とも我々よりも早く食事を終えていた。
僕以外の人も気になっていたようで、後で「さっきの人達、すごかったですね」と話題になった。
どんな人達だったのだろう。僕の席からは顔も姿も見えなかった。
発声器官が口とは別のところにあるのかもしれない。哺乳類では珍しいタイプのお客さん達だ。

でもとにかく、蕎麦屋なのにファミレスのように喋り続けながらもしっかり食事を進める人達に遭遇したのが、今日のトピックである。

 

 

 

ちょっとうらやましくはある。
知り合いと食事をする時に、店の選択に困ることは多い。普段は単独行動だから、食事と会話を楽しむ店の選択肢が少ないのだった。長居するよりも、さっと食事をする場のほうが多いのはもちろん、長く落ち着いて座れる店であっても、静かでお喋りをするにはふさわしくない店がほとんど。仕方がないからファミレス…というのもつまらないのだが、でも実用的ではある。
喋る事と話す事が両立でき、さらに時間も短いとなれば、大半の店が選択肢に入る。身につける事ができるとは思わないが、本当にうらやましい。

 

 

お題「ささやかな幸せ」

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。