数ヶ月ぶりに、三角形の折りたたみ自転車「STRIDA」で近所を走ってきた。
寒い時は乗りたくないし、暑い日もつらい。
この春は花粉症で、のんびり外を走る気分にはなれなかった。
同じ折りたたみ自転車ならば電動のBesv PSF-1のほうが便利なうえ、使い方を模索している段階だったから、どうしてもSTRIDAの出番は減る。
変速機無し、モーターアシスト無し、そして小さなタイヤと、走る能力としてはPSF-1に見劣りするから仕方がない。軽さと折りたたみの手軽さにかけてはSTRIDAのほうが有利ではあるが、それだけの自転車ということでもある。それに、倉庫に入れてしまうと、引っ張り出すだけで心理的なハードルが高くなるのだ。常に車載しておく位でちょうどいい。
でもSTRIDAは良い自転車だ。
のんびり走らせる散策マシーンとしては、人生最高の自転車かもしれない。
アップライトを極めた姿勢と、脚を回したぶんだけきびきびと進む感覚が、人のいない住宅街や商店街を探検するのにちょうどいいのだ。徒歩では面倒になる距離を乗り物で散歩する感じがおもしろい。
今日はサイクリングのついでに買い物も済ませてきた。
お刺身、牛乳、夏みかん、ネギ、そして大豆。これくらいの量ならば、空にしたデイバッグに詰めても安定している。
久しぶりに「完全な休日」だった今日。
ひたすら家で読書と「ゼルダの伝説」のサイクルを繰り返そうかと考えていたが、気まぐれに外出して良かった。
不健康なことを続けると本当に健康を損なう年齢になってしまった。晴れた日には外に出て、少しでも足を動かす必要がある。