ラーメンとチャーハンと餃子と乳酸菌飲料と豆大福

今夜は夕食を作らない。
野菜ジュースと豆乳と夏みかんで済ませた。

理由は2つ。
まず、父が出かけていること。これは予定通り。

そして、僕が昼に食べ過ぎたこと。
この2つめの理由がちょっと奇妙な出来事だったので、書いておこうと思う。

今日の訪問先は清水区の港湾地区。清水駅から徒歩圏だが、ガソリンの備蓄施設と海しか無いような場所だった。


その訪問先で開放されたのは14時近く。
食事について聞いてみたら、訪問先の人たちがおすすめの店があるという。せっかくだからと車で連れていってくれた。大雨だったのでとてもありがたい。

お店の名前は「餃子やさん」。古びた中華料理店といった風情。
特に餃子専門店ではないけれど、餃子は数種類あるそうだ。

連れてきてくれた人たちが声を揃えて「ここは『とくとくセット』一択ですよお」と言う。ならば自分もと「とくとくセット」を注文する。
注文したあとに、ラーメンと小さな炒飯と餃子3個のセットだと判明した。麺は細麺と太麺が選べるそうだ。

最近は食が細くなってラーメンだけでもお腹いっぱいになるのだが、まあ炒飯も小サイズなら大丈夫だろう。そう思っていたのが間違いだった。

 


炒飯は、ほぼ1人前だった。もしかすると0.8人前かもしれないが、少なくともお茶碗1杯よりも多い。
もちろんラーメンはフルサイズ。ごく普通の昔ながらの醤油ラーメンで、とてもおいしい。
調理と接客と配膳を1人で担当するお婆さんが「大きなチャーシューを足しておいたよ」と言う。ワンオペで忙しいはずなのに、常に気配りを欠かさない人なのだ*1

おおぶりの餃子もきちんとおいしかった。野菜が多い、家庭的な餃子を中華料理店の火力でかりっと焼いた感じ。なるほど店名に偽りなしである。

ここまでならば、ただの港湾労働者向けボリュームたっぷり中華料理屋の昼食である。
満腹で駅まで歩くのも大変だが、ただの食べ過ぎエピソードだ。

でも食後にデザートが出た。
店主たるお婆さんがデザートだというのだから、カウンターの向こうから手渡されたヤクルト*2はデザートである。周りの人達は、ちょっと驚きながらも普通に飲んでいる。
だから僕も飲んだ。ラーメンの後に、濃い甘い飲み物は大変だが、せいぜい50mLの液体だ。大したことはない。

と思っていたら、次に豆大福を渡された。
お婆さんは言う。「疲れには糖分が必要」。もう麺や餃子の皮や炒飯で糖質は十二分に摂ってはいるはずだが、でも食べるしかない。
この人の良さそうなお婆さんからのサービスを断ることは、僕にはできない。

たぶんこの豆大福が決定打だったのだろう。
午後は満腹感が続いて、かなり辛かった。おそろしい眠気に襲われて、パソコンを打つ手が何度も止まった。
帰宅してから15分、死んだように眠ってしまってから、ようやく心身ともに復帰したけれど、満腹があれほど"効く"とは思わなかった。

 

 

そんなわけで、昼にラーメンと炒飯と餃子とヤクルトと豆大福を食べたので、夕食は要らないのだった。

しかし、今日の昼食は完全に「孤独のグルメ」ではないか。
「まいったなあ」とは思うけれど、とても良いお店だったし、忙しく働くお婆さんを悪く思うこともない。何なら、再訪したいとさえ思っている。次は節度のある量の注文をして、豆大福を貰っても持ち帰るつもりではあるが。

 

お題「昨日食べたもの」

*1:そして今日は、アルバイト店員が無断欠勤をしているという。

*2:正確には「クロレラ食品ハック」の、ヤクルトっぽい乳酸菌飲料

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