たばこや、という名の食堂

午前中には買い物や散歩など休日らしく過ごした。
隣町のマルシェ的なイベントにも行ってみた。焼き菓子などを買うことができた。

昼前からは、昨日に引き続き大井川上流の川根町に行ってきた。
そして夜まで働いた。

今日は家山という集落に滞在していた。
小さな駅があり、小学校に隣接して図書館もある、この辺りでは大きめの集落だ。
とはいえ小さな村落であり、外食の場所にも苦労する。
今日のような行楽客も多い日には尚更のこと。訪問先の人達は、店が混むからと昼食の時間をずらしていた位に、店が少ない。

ちなみに昨日食べた抹茶たい焼きは、この家山にある「たいやきや」のものだった。

さて、自分が昼食を食べたのは、「たばこや」という店。
お食事処、と看板にあるように、和風の定食屋さんといった風情の店。でも煙草屋を名乗っているし、古い「たばこ組合」の加盟店証も残っている。
おそらく、かつては煙草を売っていて、いつのまにか和食屋さんが本業になったのではないだろうか。

2人用のテーブルが多いのは、おそらく昼食の客に対応するため。
奥には座敷もあるし、仕出しや法事の席もできそうな雰囲気。

メニューは和食ならば何でも、といった感じ。
よくわからないけれど、薦められるままに「かつ煮定食」を注文してみた。

大きなカツ煮に小鉢が2つ、味噌汁、そして小さな蕎麦も付いてきて800円台と、とても安い。
味だってきちんとしている。カツ煮の甘さが控えめなのは珍しいかもしれない。

味噌汁にカツ煮、それに蕎麦と、普段は一度に食べることがない味噌醤油&出汁味のものが並んでいて、ちょっと変な感じ。塩分を控える人は気になるだろう。

最初の数分は、自分と訪問先の人達だけだったが、どんどんお客さんがやってくる。地元の人や、工事などで滞在している人達、それにハイキング客など色々。バイク乗りの人達は、ツーリングだろうか。
なかなかの人気店だというのがわかる。

残念だったのが「EM酵素で育てた野菜を使っています云々」という表示。でも、まさか注文を取り消して帰るわけにもいかないし、今回は見なかったことにする。知っていたら行かないから、残念ながら再訪はしない。

しかし家山という集落は、とても静かだ。
駅周辺は一通り歩いた。すれ違う小学生達が挨拶をしてきて驚いてしまった。静岡県で、そういう子供達を見るのは初めてかもしれない*1
曲がりくねった細い道、なぜか歩道に並べられた遊具、そして店名がよくわからない店が散在している。そういえば鯛焼きを売っている「たいやきや」も、焼きそばやラーメンやおでんを食べられる店だった。
休憩時間に少し歩いただけだが、なんとも不思議な時間を過ごせた。

 

 

暗くなって、大雨が降り始めた頃に家路についた。
今はもう、シャワーも浴びて、あとは寝るだけだ。疲れたので、少し早いけれども読書をしながら寝ようと思う。
おやすみなさい。

 

お題「わたしの仕事場」

 

*1:四国では何度かあった。三重県では防犯目的で積極的に挨拶をする学区があった。

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