タミヤ 歴史館・ショールーム

今日は早朝から静岡市の登呂遺跡のあたりにいた。
午後に少しだけ時間が空くことがわかっていたので、数日前にタミヤ本社の見学を予約しておいた。いつか行こうと思っていても、なかなか機会が無いのが地元企業の見学なのだ。思いついたら動かなければ。

 

タミヤといえば世界中で有名な模型の会社だ。
自分は子供の頃にプラモデルとラジコンでお世話になった。

しかし、プラモデルに関しては大人になってから作ったことがない。見本市やイベントは何度も行っているのだけれど、自身の趣味として関わることなく今に至る。

でも興味深い界隈であることは確かだ。
そして、タミヤの見学は面白いとあちこちで聞いてきた。

予約は企業サイトから簡単にできる。
特にガイドなどは付かないが、無料で気楽に見学ができるのはうれしい。

www.tamiya.com

 

歴史館やショールームといっても、本社建屋の1階の一部なので、打ち合わせ用の小部屋や立派なロビー、それに従業員用のATMなどもある。当たり前なのだが「地方の大企業の本社ビル」っぽさがすごい。


館内放送で社員の呼び出しがあったり、ロビーの受付係さんがイベントの段取りについて相談を受けていたりと*1、普通に仕事中の場所だから、ちょっと緊張する。でも、ロビーに大きな模型が飾られていたり、会社で買った軍用車やレーシングカーの本物が展示されていたりと、やはり普通の会社とはちょっとだけ違う。
そして、商談や打ち合わせに来ている来客者もそういうものに興味津々なことがわかって楽しい。

歴史館では、創業から今に至る様々な製品や、受賞歴などを知ることができる。
高齢の見学者は、ここで足が止まるようだ。自分よりも早い時刻に入った高齢男性が、全く動けなくなっていた。

そういえば、何名か海外からの見学者も見かけた。
記念撮影を頼まれたので少し話をしたが、英語も日本語もできないブラジル人とのこと。片言の英語でなんとかそれだけ知ることができた。

ショールームは玄関ロビーと繋がっていて、先ほど書いたレーシングカーやスポーツカーがたくさん飾ってある。それぞれきちんとタミヤと関係があるらしく、模型製作のために現物を買って参考にしたりと、なかなか思い切ったことをする会社らしいエピソードが解説文から読み取れる。

小さいけれど売店もあった。
僕はステッカーとマスキングテープ、小さな刃物を買った。
500円の買い物で100円のクーポンが貰えるという破格な割引で、ここだけは予約無しでも入れるそうだ。プラモデルは作らないけれど、レザークラフトなど工作には良さそうな道具もたくさんあったので、また訪れたいところ。元気で明るい店員さんが好印象で、企業のPR施設というよりも、本当にお土産屋さんみたいだった。

模型を作らない人ならば、じっくり見てもそれほど時間はかからない。
でも、とても楽しい時間だった。
なにしろ、どの展示室でも、自社製品がずらりと並ぶ。当たり前だが綺麗に塗装がしてあって、こういう風に作れたらいいなあと思えてくるのだ。
これは模型趣味の人にはたまらない空間ではないかと思いながら、精密な模型を眺めたのだった。
車も戦車も飛行機も、それぞれ同じ縮尺の製品群が並んでいるのも良かった。
戦車と車のサイズ感なんて、普段の生活では実感できない。模型とは、すごいものだと感心してしまった。

 

そんな昼過ぎの時間を過ごせたので、今日は良い日。
朝が早すぎてお弁当を作る暇がなくて、適当に入った店のラーメンもおいしかった。時間が停まったような店の、子供の頃に食べたような懐かしい味のラーメンだった。

なお、ラーメンは撮影していない。
これは手違いで作ってしまったという小さめのチャーハン。つまりオマケだ。

 

お題「わたしの癒やし」

 

*1:昔ならば若い案内嬢を置くのだが、今は総務の人達が交代で窓口に立っているのではないだろうか。

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