焼津市 虚空蔵山

所用にて焼津市を通過中に、沢山の観光バスを見た。
県外ナンバーの大きなバスから、マイクロバスまで種類も数も多種多様。ほとんどの乗客は高齢者のようだ。
しかも観光地ではない、古い漁村のあたりにバスが停まっている。

最初は何のイベントなのか、わからなかった。
しばらく旧道を走っていたら、太鼓を叩きながら歩く僧侶達の行列を見かけた。
数人の集団もいるし、ぼろぼろの袈裟に反戦反核のメッセージの旗を掲げたお坊さんもいる。

なるほど、今日はビキニデーだ。
第五福竜丸事件の日だった。

ja.wikipedia.org

今日はお弁当を持参していた。
ちょうど時間もお昼時だったので、焼津市の海水浴場(の駐車場)で食べることにした。なお、お弁当の写真は取り忘れた。

徒歩数分のところに、古刹で景勝地の虚空蔵山がある。
標高150mほどの参道を登れば、古い寺があったはず。子供の頃に家族でハイキングをした記憶がある。

昼休み時間の運動ということで、この虚空蔵山を登ってみることにした。昼休みの軽い運動(のつもり)だ。
子供の頃には走って登ったのだから楽だろうと甘く見ていたが、これがもう大変だった。

最近は本当に運動不足なのだ。体重だって増えている。
だから、少しの石段で息切れをするし、心拍数だって上がる。運動神経は鈍いが、痛みや不快感には強い質だと思っていたのだが、途中で何度も休憩が必要だった。
自分の体力低下にショックを受けながら山頂に辿り着いた後も、しばらく動けないでいた。スーツに革靴でも問題ない距離や道であっても、身体がついていけない。電話がかかってきても、きちんと喋れる自信がなくて、しばらく放置していたくらいだ。

しかも、虚空蔵山の境内は鬱蒼とした木々に囲まれていて展望が悪い。
子供の頃に登った時は、大崩海岸駿河湾、そして静岡の街、さらに富士山や伊豆半島を望む景色が見られたのに。というか、景色が有名な場所だったはず。
それが今日は全く見えなかった。夏には木や蔦を切るのだろうか。

登るのに疲労困憊したけれど、帰路の下りは楽だった。
膝の負荷だけが気になる。ただ疲れて痛いだけでなく、身体に悪そうな感じがする。なるほど、太っている人がすぐに疲れて、膝や腰を悪くする理由がわかった気がする。

帰宅してからも疲れは取れず、お風呂に入った時には「ふー」と声が出てしまった。
こういう日のためにストックしておいた入浴剤「別府の湯」が効いてくれると良いのだが。
しかしどうして別府温泉はミルクベージュ・バイオレット*1なのだろう。
行ったことがないからわからないけれど、きっと本物の別府温泉も素敵な風景なのだと想像する。だってミルクベージュ・バイオレットだよ。

 

お題「気分転換」

*1:パッケージにそう書いてあった。心のバランスを保ちながら活力を高める色だそうだ。すばらしい。

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