手続きの電話の日

作業の合間に、銀行や保険会社に電話をかけた。
亡くなった母の口座や保険について、手続きをしているのだ。葬儀の支払いなどは概ね終わったので、次は資産関係に手を付ける。

これがなかなか面倒くさい。
Webで完結するような手続きは一つもなくて、しかも電話は繋がりにくい。
家族を亡くしているということで余計な話もせず丁寧な対応をしてくれるのだが、それでも「連絡→書類送付→記入&必要書類添付→返送→審査…」と時間や手間がかかる。
もちろん大きなお金も動く手続きだから当然ではあるけれど、今日に限っては待ち時間ばかりで、正直とても疲れてしまった。
普段あまり電話をしないから、なおさらのこと。

それにしても世間には沢山の保留音がある。
お高くて古くて硬いイメージの銀行や保険会社は、無難な音楽を流す。
新しくてフレンドリーな会社は、珍しい曲が多い。でも、担当者にお繋ぎしますと言われた後に「オリーブの首飾り」や「Love Love Love」が流れてくると、ちょっとだけ面食らうのだった。

 

 

指先が荒れているせいか、ゲームに手を付ける気にならない。
母のことでばたばたした先月中頃から、ファイナルファンタジー9を放置している。
たぶん最後の敵、というところで冒険の旅が止まっているはずだ。
そもそも、後は最強の敵を倒すだけという状況は、物語の終わりがほとんど見えているので、今さら急いで頑張る気にはなれないのだった。

何なら年末年始の休みまで寝かせてもいいくらい。なぜかゲームに関するモチベーションが、ぷつりと途切れてしまった。

 

お題「わたしの癒やし」



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