梨のスープ

お盆の頃に、自宅から山側に3kmほど離れた空き地に、梨の直売所が立つ。
いくつかの梨農家が共同で、期間限定のお店を出しているようだ。

我が家では、ここで毎年まとまった数を買うのが習いとなっている。
親戚の家に一箱と、かつてのお隣さん(今は離れた街に引っ越してしまった)へ一箱、そして自宅用には少し安いものを1ダースほど。

 

これから毎日食べていく。もちろん梨は普通に剥いて切って食べるのがおいしい。
でも、今日は時間があったので梨の冷たいスープにしてみた。

本来は氷砂糖を使うようだが、僕はいつもグラニュー糖で済ませてしまう。
ほんの少しの片栗粉と乾燥棗、クコの実、そして生姜の絞り汁。

おそらく韓国の料理ではないか。自分は大昔に知人から教わったから、起源はわからない。レシピは検索すると色々と見つかる。
すりおろした梨と、小さめにカットした梨の両方を使うと、おやつにはちょうどいい。全部をすりおろすと、料理の一品になる…ような気がするけれど根拠はない。

こういうものは、父は食べない。
自分用に作って、今日と明日にひとりで楽しむ。薬膳なんてどうでもいい、単純においしい梨の活用法だ。

 

 

お盆の休日ということで交通量こそ多いものの、街にはそれらしき人がいなくて、変な感じだった。
散策する三世代の姿も、従兄弟同士で遊ぶ姿も見なかった。夜に散歩をしたけれど、花火にも、仏教的な儀式にも出くわさなかった。

とはいえ、揚げ物で有名な老舗肉屋は完全予約制になっていたし、スーパーマーケットの「帰省ファミリー向けオードブルセット」は売り切れていた。どこかにひっそりと、帰省客を迎え入れた"実家"があるのだろう。

 

自分はもちろん、遠出はしていない。
親の介護の関係で出かけた以外は、スーパーマーケットで買い物をしたことと、上に書いた梨の直売所に行った以外は、ほぼ自宅にいた。
あまりに運動不足だからと夜の散歩をしたら、思いっきり長距離を歩いてしまって、今は少し足が痛い。先週までと比べると、かなり涼しくなっていて、思わず歩いてしまったのだ。

今からシャワーを浴びる。その後、少し読書をしてから寝ます。おやすみなさい。

 

お題「大好きなおやつ」

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