スリランカ料理店 タンバパンニ富士

資格試験と講習のため朝から富士市へ。
その講習も昼には終わった。
会場にある喫茶室みたいなお店は新型コロナ対策で休業中*1

午後には別の用事があるから手早く済ませたかったところだが、それでもせっかくの富士市訪問である。
というわけで、前にいちど行ってとても気に入ったお店で昼食をとることにした。

 

 

それがスリランカ料理店のタンバパンニ富士。
イオンタウンがあって、水田や小さな工場やアパートが立ち並ぶ、雑然とした場所にある。雑居ビルの1階に、エスニック食材店と併設してレストランがあるかたちだ*2

メニューはカレー、ビリヤニ、ピラフ的な何か、フライドライス(炒飯)などがある。
一品料理も多いが、昼はカレーなどワンプレートの「ごはんもの」を注文するのが一般的かもしれない。

いろいろ悩んで、カレーを注文してみた。

スリランカカレーということで、数種類のカレーを混ぜながら食べるのがセオリーだという。
チキンカレーは辛くて熱い。インド料理の、赤いチキンカレーに近い味。
黄色くて豆や芋っぽいものが入ったカレーは優しい味で、温度は温め。
そして、赤いタマネギや謎の野菜が混じった赤黒い何か(煮込み料理)は、最後まで材料が分析できなかった。ナスのようなキノコのようなものと、たくさんのスパイスと、塩辛い魚の何か、そしてタマネギ。炒め煮の料理なのに推測ができないなんて本当に珍しい。今も思い出して、その"わからなさ"に驚いている。
セロリやイタリアンパセリを使ったマリネのようなもの、これもカレーと同量くらいは付いてきた。
最後に豆の粉を練ってあげたような、ぱりぱりした何か。

そういったものが、長粒種の米を囲んで盛り付けてある。
涼はずいぶんと多い。でも、味の変化が最後まで楽しめるから、飽きることはない。

食べ終える頃に、店員さんが様子を見に来てくれた。
辛さがちょうどよかったか、味はどうだったと気にしてくれた。料理について色々と説明もしてくれた。でも謎の赤黒い煮込みについては聞くのを忘れてしまった。

テーブルは広く、平日ならば混雑することもないだろう。
今日は「在静岡県東部 スリランカ中高年男性の会」みたいな人達が先客としていたけれど、感染対策もしっかりしていて好感が持てた。お皿を置く時の距離のとり方や、レジでの振る舞いなど、きちんと「気にしている」感がある。

自分の都合により、急いで食べることになってしまった。もっとゆっくりと楽しみたかった。そのことだけが、今日のランチの後悔だ。味も店も申し分ない。

今後、スリランカ料理が食べたいと思ったときには、車を飛ばして富士まで行ってもいいくらいだ。スリランカ・カレーは他の店でも食べたけれども、この店のものがいちばん好き。

 

 

 

そんな金曜日。
外気温33℃で「体温より低い。過ごしやすい」と喜んでいたら、ほんのりと頭痛とふらつきがあったことは反省点といえる。油断大敵である。

 

お題「ささやかな幸せ」

*1:多くのお客様の提案を受けて…と書いてあった。公営の施設においては、率先して店を閉めることは反政府的行動なのかもしれない。

*2:ちなみに店内でレストランと食料品店はつながっている。

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