十数年ぶりの五味八珍

ひょんなことから昔の勤め先の社長と再会した。
ちょうど昼時だったので、じゃあ軽く昼飯でも…と眼の前にあったラーメン屋「五味八珍」に入る。

しかし新型コロナ対策中なので、食事中には会話が無い。
結局、近況報告などは、食後にマスクを着けて行った。
こういう配慮が、3年越しの再会であっても、お互い説明なく出来るようになってしまった。複雑な気分ではあるが、感染するよりはましというもの。

 

五味八珍は、静岡ローカルの中華料理チェーン店。
浜松市が発祥ということで、「浜松餃子」がメニューの中心にあるけれど、様々なラーメンや中華料理、最近はエッグタルトなんてものまで注文できる。
かなりファミリー向けで、お手軽な価格と優しい接客が売りとなっている。ドリンクバーが無い中華料理ファミレスと紹介されることもある。

外観はかなり特徴的だ。
ネオ合掌造りといえばいいのか、なんちゃって飛騨テイストが溢れる建物は、遠くからでも目立つ。店内も和モダンと民藝っぽさが基調となっている。でも厨房の入り口には光り輝く「FACTORY」の文字があるのだから、よくわからない。
この、よく考えるとわからなくなってくるけれども外食チェーンだからギリギリ許される感じは、同じく静岡ローカルの「さわやか」にも似ている。

五味八珍は静岡のどこにでもあるけれど、僕は滅多に行かない。たぶん10年以上は行っていないはずだ。理由は特にないが、なんとなく「家族で行く場所」だという思い込みがある。

でも昼時に入れば、一人の客も目立つ。ランチメニューは量も多く安いから、肉体労働者風の人達も多かった。

僕は社長(昔の社長)おすすめの、ランチセットにした。
濃いめのつけ麺と、野菜が多めの餃子の組み合わせ。
ファミリー向けだからか、無闇矢鱈に脂っこいわけではないが、かなり醤油の味が強かった。万人向けに作ったら却って特徴的になってしまった、みたいな味。
餃子は本当に「普通においしい」としか言いようがない。なぜか実家で作る餃子に似た味だった。

この値段と味なら、一人で来てもいい。ぼんやりと腹を満たすために入っても、何かしら良い気分になれそう。
今回は奢ってもらった*1わけだが、自腹でも満足度は高いと思う。
さすが静岡県民に愛されるチェーン店である、と静岡県民たる自分は感心したのだった。

 

 

今日は久しぶりに雨もなく、雲は多いがしっかりと晴れた。
でも夕方には涼しくなって、散歩をしてもほとんど汗ばむこともなかった。これくらいの天気が続けばいいのに。

明日は遠出する予定。もう荷造りは済ませた。
早起きの必要はないけれど、でも夜更しはしない。しっかり眠るために、安眠効果があるという「ヤクルトY1000」を飲んだ。これも社長さんから貰ったのだった*2

しかし、「ひょんなこと」は実在するのだなあ。ここには書けないが、面白い偶然だった。

 

*1:さんきゅう社長

*2:返す返すもサンキュー社長!

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