お客様ごはん

久しぶりの来客。
といっても兄の家族だから月に1回は会っている間柄だが、とにかく今夜は家に客が来ていた。

新型コロナ対策の観点からは、あまり望ましいことではないけれども、親の入院やら何やらが一段落したということで、いちど集まることになったのだ。

入院に関する諸問題について話すこともあったし、物の受け渡しもあった。
今後の第七波を考えて、今日が最後のタイミングだという目論見もあった。

その"一族が会する夕食"の準備は僕がした。
父は趣味の手打ち蕎麦を用意し、僕は料理を作る。
といっても主菜は、老舗の肉屋で買い込んだ揚げ物の盛り合わせ。僕は煮物やサラダや、その他の簡単な副菜を用意しただけ。

どういうわけか、僕がこういった「人が集まった時の料理」を作ると、子供の頃に祖母宅で見ていた「暮らしの手帖」みたいな見た目になる。
確かに皿は古臭いし、流行の料理や素材は使っていない。だとしても古すぎる。
自分の自炊スタイルを確立したのが高校〜大学生。その後の多くの期間で改良を加えていったのに、どうして自分が生まれる前の"オシャレ"に辿り着いてしまうのか。

 

 

 

 

ともあれ、甥や姪の好きなものを並べることができて、個人的には満足。
さらに言うと、こういった大量消費イベントによって、家族が減った我が家の台所が(いくぶん)すっきりするのだった。

ただし、やはり準備から片付けまで全て行うのは、なかなか骨が折れる。
父は蕎麦打ちの日は蕎麦しか作らないし、その後は疲れてしまうから片付けまでは任せられない。自分で選んだ食器や台所用品ではないから、思うようにいかない事も多い。

こういった場の準備・片付けでは、昔の職場のキッチンのほうが楽だったかもしれない。そこは総務のリーダーとして、ほぼゼロから自分が準備をしていた。結果として、社長の気まぐれで屋上バーベキューをする時も、夜に仕事をする時の賄いも、自宅アパートの次くらいには楽にできたものだ。

というわけで、書くつもりだった「東海大学海洋科学博物館」と「東海大学地球史博物館」については、明日に回す。実はセンチメンタルが暴走して、写真を撮りまくったため、整理が追いついていないのだった。

それでは、おやすみなさい。
外は強い雨が振り始めた。
布巾を干したら、あとは寝るだけだ。

 

 

 

お題「ささやかな幸せ」

 

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