清水銀座の七夕まつり

夕方に清水区の親戚宅へ届け物をしてきた。
ついでに、清水銀座商店街の七夕まつりを少しだけ見物。
といっても、人混みと暑さで、少し歩いただけ。何かお祭りらしい品を買おうかと思っていたけれど、なんとなく買わずじまい。

しかし久しぶりの七夕まつりだ。
ずいぶんと規模が小さくなっていた。竹飾りの丈が短いのは、感染症対策だろうか。
それでも、出店が立ち並ぶ祭そのものが数年ぶりで、なんだかとても新鮮な気分。
浴衣の人達もいて、まるで新型コロナ禍が終わったかのよう。

でも実際には感染者数は増えている。ついに知り合いの家族が、重篤な後遺症に罹ってしまった。世間では「もう安全な株になったのだ。新型コロナでの"制限"は、もう要らないよね」という声も聞こえるが、自分にはそうは思えない。
数年前の状態で、現時点の危険度を持つウイルスが流行したら、やはりマスクはするし、飲食中は黙って、他人と話す時にはマスクをしているはずだ。
結局のところ、「経済と感染対策のバランス」をとるために、手洗いやマスクや混雑回避は、かなりお手軽かつ確実な方策なのだ。

ところで清水銀座、実は物心ついた頃から通っていて、幼少期に刻み込まれた"街"の印象がある。住んでいる土地は遠いが、親戚が清水区に多かったせいで、子供の頃の思い出といえば清水区の市街地が多い。

 

 

 

その清水銀座もずいぶんと寂れてしまった。
いわゆる"銀座商店街"としては元祖に近いらしい。JR(旧国鉄)私鉄(静岡鉄道)の駅を繋ぐアーケード街として発展してきた。生活用品の店だけでなく名産品や飲食店が目立つところは、昔も今も変わらない。ちなみに、七夕まつりも、有名な仙台のそれに近い歴史があるのだという。

確かに清水区、つまりかつての清水市は、今でも昔の繁栄の跡がある。
最近は、そういう場所を散策するのが好きだ。写真は撮らないことも多い。上手く撮ることができないし、今でも生活している場所なので。

しかし今日の七夕まつり、せめてチョコバナナくらいは買えばよかった。
まだ人生で一度も、カラフルなチョコバナナを買ったことがないのだ。あれは素敵な食べ物だと思う。

 

 

 

お題「ささやかな幸せ」

 

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