甲府の「山梨県立美術館」で、フランソワ・ポンポン展を。

昨日の体調不良は、夜中に口内から唇にかけての腫れが、そして朝には特大の口内炎が発生し、収束した。その口内炎も午後には気にならない程度に落ち着いた。嵐のような、アレルギーあるいは食あたりだった。



さて、数日前に行った甲府について、引き続き書いていく。
この「甲府行き」の目的地は病院で、家族の診察や検査が目的だった。待ち時間がとても長く、病院で待つのもつまらないから、以前から行きたかった美術館や動物園に行くことにしたのだった。

折よく県立美術館では「フランソワ・ポンポン」の企画展をやっていた。
新型コロナの大流行で移動が制限されていた頃に知って、行けなかった巡回展。すっかり忘れていたが、山梨県立美術館で開催中だった。

とはいえフランソワ・ポンポン氏について、僕はほとんど知らない。
つるりとした質感のシロクマやペリカン、しかも実物大のブロンズ像が有名。
僕はこの企画展ではじめて、彼がアール・デコの時代の芸術家だと知った。

なんと彼はロダンの右腕だったという。ロダンの次の世代の、遅咲きのアーティストだった。19世紀の人だった。

僕はもっと後年の、1970年代から1990年代の現代美術の人だと思いこんでいた。つるりとした動物なんて、本当に現代っぽい。

でも、ロダンのアトリエで(アーティストというよりも職人として)働いていたと知って、なるほどなあと繋がりも見出だせた。
ちょうど、先月に静岡県立美術館の常設展示「ロダン館」で、ロダンの彫刻を満喫していたから、なおさらのこと。

 

そして山梨の県立美術館といえばミレーなどバルビゾン派の作品も有名。
「落ち穂拾い」が有名だけれど、他にも色々な作品が並んでいる。
かなり広い建物で、とても静か。建物自体はいささか古臭いが、いかにも昭和のモダニズムといった風情は素晴らしい。大きな作品を巨大な部屋で見ることができて、とても贅沢な気持ちになれる。

外には散策にちょうど良い公園もあり、なんというか「近所に欲しい!」と思ってしまった。近所だったら年間パスポートを買っていただろう。

隣には文学館もあって興味を惹かれたが、時間が無くて断念。

 

Station

Station

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良い美術館だった。
次は諸事が落ち着いてから、じっくり散策したいものだ。

 

 

というのが山梨県立美術館での思い出(?)。
天気も良くて、最高の気分転換になった。時間的には無理をしたのだが、それでも行けて良かった。

 

お題「ささやかな幸せ」

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