おでんの誤謬

今日も引き続きどたばたしている。
傘がなくても大丈夫そうな小雨だけれど、気温は低くて色々なことを後回しにしてしまう。そろそろ静岡駅前にできた水族館にも行きたいところだが、ああいう雨とは関係のない場所でも、今日のような日には行く気になれない。

こんな日の夕食は手抜きで味噌おでん。
我が家における味噌おでんとは、通常の醤油味のおでん(薄味)と、味噌だれの組み合わせを指す。味噌で煮込むわけではない。

そろそろ使い切っておきたい「いりこ出汁の素」を使ってみたら、香川で食べていたおでんに似た味になった。思えば讃岐うどん店のサイドメニューにあったおでんは、うどんの出汁を流用したものだったのではないか。
様々なものが煮込まれた汁なのに、いりこの風味で違いがわかるのだから、魚の出汁は強い。

 

 

それにしても、おでんは楽だ。
昼前に大根と鶏卵とこんにゃくは出汁に入れておいたが*1それ以外の練り製品や野菜は、夕方に20分ほど煮ただけ。それでもきちんと"おでん味"になる。むやみやたらに長く煮る必要はない。
これは「おでんの誤謬」と呼んでもいい。

 

そういえば、カレーも実は長く煮込む必要が無いのだとスパイス会社の人が言っていた。実際、カレールウの箱に書かれているレシピでは、せいぜい15分から20分の”煮込み”が指示されている。
一般的な日本のカレー*2の場合、きちんと根菜に火が通っていれば、注意すべきは水加減だと僕は考えている。味の変化をつけたい時は玉ねぎを十分に炒めるほうが有効で、ぐつぐつと煮るのはブロック状の肉を使う場合に限定してもかまわないはずだ。僕は薄切りの肉や、それほど固さが気にならない鶏肉などを使うことが多いから、最近は大鍋で煮込むようなカレーは作っていない。

 

 

おでんはともかく、作ってもいないカレーについて書いてしまった。
それくらいに今日は何もない1日だったのだ。いや、色々あったのだが、ここに書くべきことがない。

なので寝ます。書くことが無いのなら、パソコンを閉じればいいのだ。
おやすみなさい。

 

 

*1:真空調理鍋を活用。

 

 

*2:カレールウを使ったもの。スパイスカレー等ではない、家庭のカレー。

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