急な用事で静岡の中心街へ行く。
少し早めだったが、昼食は外食で済ませることにした。
どこで何を食べようかと裏通りを歩いていたら、「カツカレーの店ジャイアン」に数人が並んでいた。シャッターは半開き、グーグル・マップでは閉店の表示になっているのに、である。
何なのだろうと看板を眺めていたら、店主が中に招き入れてくれた。
どうやら営業はしているらしい。
Instagramなどを調べてみると「原料価格高騰などで、無闇に客を増やせない状況となっている。なのでグーグル・マップには閉店と偽情報を出した。」というのが真相のようだ。シャッターが閉まっているのに入店できたのは、少し早めに開店準備ができたから、だった。
ともあれ本当に久しぶりの、ジャイアンのカツカレー。
Sサイズでも量が多い。
2種類のカレーに揚げたてのトンカツ、目玉焼き、野菜などがワンプレートに乗っている。
静岡市では珍しい、サブカル寄りのカレー屋である。しかも、ナチュラル趣味"ではない"のは、唯一無二かもしれない。
そして、サブカルカレー店かつ大盛りが売りなのに、きちんとおいしい。
だから今日も、僕が食べているうちに店の外に行列ができていた。
冷水とは別にカルピスの原液パックがあって、好きに作って飲むことができるし、BGMは昭和のポップソング、おまけに店は元・夜のお店*1で、今もその名残があるなど、癖の強い店だ。
でもカレーはおいしい。ターメリック色の長粒種米も、スパイスだけに頼らないカレールウも、きちんと作られていて好感が持てる。
というわけで、満足した。
安直な表現だが、中毒性のあるカレーだと思う。
真面目に作られたジャンク寄り昼食を堪能した。
夕食をトマトとクレソン(近所からのおすそわけ)で済ませたので、総合的にヘルシーと断言したい。
ところで今日は、購入依頼をしていた本が図書館に届いたのだった。
数ヶ月前に依頼して何の知らせもなかったので、審査は却下されたのだと思いこんでいた。
ちょうど父が図書館に行っていて、カウンターでこのことを伝えられたのだという。「家族、たぶん息子さんが依頼していた本を購入しましたよ」と言われた…と、LINEが届いた。
夕方に本を受け取りにいった。
聞けば、図書館では世帯構成を把握しているとのこと。
なるほど、今回のような利用者への便宜はもとより、延滞や紛失の対応になるのか。しかし、僕としては、特に家族情報を伝えた記憶がない。あまり追求すると責めているように思われそうなので何も聞かなかったが、どのようにして紐付けしているのだろう。
同じ住所なら家族扱いなのだろうか。あるいは、同じ住所で電話番号や名字が一緒なら、家族として登録するのだろうか。
よくわからない。ただ、ちょっと驚いたのだった。
*1:アダルトショップ