昨日は書けなかった、昨日に行った動物園について。
なにしろ疫病のせいで、大好きな日本平動物園に行く機会がめっきり減ってしまっていた。大抵は一人で行くから他人との距離は保てるものの、やはり"不要不急"ではある。それに、動物園は小さな子供達を優先させてあげたいとも思うので、感染者が多い間は避けていたのだ。
でも世の中に多少の*1余裕が出てきたので、平日に暇ができたタイミングで訪れることにした。
そういえばリニューアルが完全に完了してからの訪問は初めて。いつも行くたびに、どこかが工事をしていた。もちろん昔ながらの狭くて暗い金網の檻もあるけれど、いわゆる"モダン"な展示があちこちにあって楽しい。
今回は、特定の動物を目当てにしていたわけではない。
でも強いて言えばオランウータン、そしてジャガーやピューマを堪能してきた。
特にオランウータンは元気いっぱいで、目の前で高速3次元機動を披露したり、いきなり毛布を被って寝たりと、見ていて飽きない。
シロクマの2頭はいちゃいちゃしていたし、生まれたばかりの草食動物たちはかわいいし、本当に行って良かった。
久しぶりといえば、オートチェアに乗ったのも数十年ぶり。
レール上を回るチェーンに接続された3人乗りの椅子、要は釣られていないリフトみたいなもので高台へ行く乗り物で、僕が子供の頃から存在していた。
昔は高台には見晴台と爬虫類館があった。今、その西洋のお城*2みたいな建物は、子供向けの体験学習施設となっている（ほぼ休業中だった）。他には芝生の広場があって、静岡市の平野部を眺めながらちびっ子を遊ばせることができる。
自分のような独身中年には行く意味の薄い場所ではあるが、なにしろ見晴らしは良くて、自分以外にも、わざわざ料金を払いオートチェアで高台まで登り、少しだけ滞在して、またオートチェアで降りていくソロ活動中の動物園マニア*3が何人もいた。
なかなかに気持ちの良い場所で、穴場といってもいい。
他県に住んでいたときは、もっと大きな公営動物園はいくつも見てきた。
私営の動物園で、1日いても楽しめるような場所も知っている。
でも、自分にとっては日本平動物園が原点であり、何度行っても楽しめる。驚くような発見があるわけでもないのに、何かしら感心するし、面白いものを見つけるし、今風に言えば「学びがある」のだった。
そういう場所が、思いついたら行ける距離にあるのは幸せなことだと思う。
それにしてもインカアジサシが元気だった。
南米旅行の時に何度も見た鳥。静岡で見ると、また違った趣がある。
ところで、今日は平凡な平日だった。特に書くべきこと無し。
しいて言えば、家庭菜園用の肥料を買ったくらい。使うのはまた後日。
