昨日に引き続き映画館へ。
今日は「パワーオブザ・ドッグ」を観た。
「ドライブ・マイ・カー」の客で混雑していたミニシアターではあるが、「パワーオブザ・ドッグ」のほうはそれほどでもない。でもドライブ・マイ・カーと同じかそれ以上に評価の高い作品とのこと。
ほとんど予備知識が無いまま映画館に行き、たいそう感動して帰路についた。
素晴らしい、おそらくは2022年最高の映画になるだろう。少なくとも今年度ではトップクラスに良い映画だった。
でも、どんな作品なのかは説明しづらい。
予告編で想像して、本編をもやもやしながら鑑賞して、心にずっしり残る。そんな映画。
しいて言えば、知恵についての作品なのだと今は思っている。
主人公*1の医学生も、彼の母も、彼女と結婚するカウボーイ(弟)も、横暴に振る舞うカウボーイ(兄)も、それぞれ別の種類の知恵を持っている。生活の流儀が違い、理想が違う。すれ違いもあるし、軋轢も多い。
この物語では後半にその”解決”が図られる。その部分だけを見るとサスペンスじみている。でもこれは大きな変化を伴う時代の、人間のあがきでもある。
と、抽象的なことばかり書いても仕方がない。
実はNetflixオリジナル作品でもあるので、機会があったら観てほしい。
僕は存分に楽しみ、そして誰かと語りたくなった。
いい映画でした。
ところで映画の後には、久しぶりの笠井珈琲店へ立ち寄ることができた。
この店のプリンは大きい。そして、しっかりとかたい。でもなめらか。
大きなスプーンでもりもりと食べつつ、これも大盛りのコーヒーを飲む。
笠井珈琲店のコーヒーを飲むと、たとえ一杯でも「おなかたぷたぷ」になるのはなぜだろう。でもプリンもコーヒーもおいしいから、それでいいのだった。
これで(個人的な)連休は終わり。
ようやく自分の確定申告も済ませることができた。源泉徴収税分は、全額還付となりました。
*1:ベネディクト・カンバーバッチ氏。最初は主人公ではないと思っていた。はまり役だった。