映画「オペレーション・ミンスミート」

映画「オペレーション・ミンスミート」を鑑賞。
とびきり良い作品だった。


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第二次世界大戦で、イギリスがドイツを騙すために行った奇想天外な作戦(ミンスミート作戦)を題材にした映画。ミンスミート作戦自体はベストセラーも出ているし、たぶん英米では常識なのだろう。僕はWikipediaや戦記物の本で知っていた。
だから映画は、ミンスミート作戦そのものの映画でありながら、おそらくは史実ではない人間模様を描いている。

 

 

予想していたのは、「英国王のスピーチ」的な、ちょっとコメディじみた映画。でも想像していたものとは違い、シリアス+ハートウォーミングな作品だった。
ちょっと今の僕達の感覚とは違う親愛の情や価値観が説明抜きで出てくるから、せめてミンスミート作戦のほうは予習していったほうが楽しめると思う。
こんなメチャクチャな作戦で戦局が変わるのだから歴史は面白い。

 

 

しかし、面白く見ていても、つい考えてしまうのが現実世界、2022年のウクライナ情勢である。あの凄惨な戦いでも、ただ戦争だけをしているのではない、そして誰も望んでいない様々な出来事があるのだと思うと、胸が苦しくなってくる。
帰路は延々と、暗いことばかり想像してしまった。
映画が素敵だったから、なおさらのこと。

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今はどういうわけか、胃の辺りが気持ち悪い。
夕食を食べそこねたので、帰宅して食べたチーズクラッカー*1が悪かったのかもしれない。まあいいや、寝れば治るだろう。

 

 

というわけでおやすみなさい。
「オペレーション・ミンスミート」は、映画の出来も良かったけれど、なんだか自分の好みにも合う作品でもあった。あと1回くらい映画館で見たかったけれど、残念ながら静岡での上映は今週末までの予定。ままならないものだ。

 

お題「ゆっくり見たい映画」

*1:ナビスコ等のメジャーなメーカーではないもの。

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