眉の上くらいで

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半月前からの懸案だった調髪をしてきた。
目に毛先が入るようになって、ようやく最近は落ち着いてきたところ。それでも全体に長くて、近所の幼稚園児(名前も知らない)から「かぴばらー」と叫ばれるくらいにはぼさぼさになっていた。
それで半月ほど前にはToDoリストに「美容院か床屋」と登録して、週末には通知をするよう設定までしていたのだ。

それでもなかなかできないのが身だしなみ。
自分の場合は、そのへんの床屋か美容院に行って、適当に切ってもらうだけ。だけど面倒だと後回しにしてしまう。

特にここ数週間は、慣れない仕事で平日は疲弊していて、休日も仕事の疲れを癒やすための行動を最優先にしていたので、身の回りのメンテナンスなんてものはどうしても優先度が下がる。

良くない傾向である。休日を「仕事のため」に使うと、部屋が荒れる。服の整理が中途半端になる。同じカバンしか使わなくなる。そして、髪の毛がぼさぼさになる。

 

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そんなわけで今日は、買い物に出かけたタイミングで、買い物の前に美容院に飛び込んだのだった。

初めて入る美容院。
子供から中年夫婦まで幅広い客層で、ちょっと雑貨屋みたいな内装で*1、程々におしゃれな、でも「美容!」って感じではない、落ち着いたお店。
床屋より安いし、最初に黙っていれば話しかけてこないのが、こういう美容院の特徴である。とりあえず髪の毛が短くなれば良いだけなので、適当に選んでも問題ない。

目論見通りに、手早く短い髪に仕上げてはもらえた。
だけど前髪が短い。
「前髪は短くお願いします」「というと、眉毛の上くらいですかね?」「そうですね」といったやりとりをした記憶はある。この「眉毛の上」がどこを指すのかで齟齬があったのだと思う。つまり基準点を眉毛とした場合に、重力方向の「上」なのか、それとも水平線方向の「上」なのかである。

しかし、それにしても前髪が短すぎる。すぐに伸びるだろうから数日の辛抱ではあるが、鏡を見ても自分の顔とは思えない。眼鏡を外したぼやけた視界でも、少し驚いてしまう。

支払いの時に「不具合あったら、また来てくださいね〜」と言ってくれたが、どんな美容師でも短い髪は直せない。だからきちんとお礼を言って店を出た。

 

今は頭が寒い。
洗髪後の自然乾燥時間が短いのはありがたい。ただ、明日からの寒波が心配。
頭が冷えて風邪をひくことはあるのだろうか。

でもとりあえず(問題はあったものの)髪は切った。風呂上がりに爪も短くしたし、部屋の整理整頓も済んだ。Macのデスクトップも整理して、カバンの中のレシートも捨てた。
今日はもう終わり。もう寝ます。おやすみなさい。

 

お題「気分転換」

*1:県外のIKEAで勝ってきた家具や雑貨がある。

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