「ブラックボックス:音声分析捜査」を見た。
大変に面白いサスペンスでスリラー。しかしこの映画は魅力を説明し難い。
予告編の通りの緊迫した雰囲気が延々と続くため、人によっては疲れてしまうかもしれない。
周波数とかノイズといった技術の要素、あるいは主人公の超人的な耳の良さといった派手な要素はほとんど無い。だからお話のほうも、すかっと大逆転するような気持ちよさは皆無で、観ている側が主人公の疲労と焦りを疑似体験してしまうのだ。
それでも夢中になって、その暗くて険しいドラマを見続けてしまうのだから、すごい作品なのだと思う。少なくとも、この6ヶ月間で見た”現代もの”ドラマでは最高の作品だった。
アルプスで旅客機が墜落し、乗客と乗務員316人全員が死亡する。墜落の原因を調査するため航空事故調査局の音声分析官がフライトレコーダー、通称ブラックボックスを開けて調べると、墜落の直前にコックピットへ男が侵入し、乗客の中にイスラム過激派らしき男がいたことが判明。調査の責任者に任命されたマチュー(ピエール・ニネ)は、本格的な捜査を開始する。やがて彼は、犠牲者の一人が家族に宛てた事故直前の留守番電話と、ブラックボックスの音が違うことに気付く。
ところで、今日のおやつは「Gemminy's」のバスク風チーズケーキ、そしてコーヒー。
見た目はアメリカンなコーヒーだが、味はわりと強め。コーヒー専門店や古い喫茶店みたいなコーヒーだった*1。
何を食べてもおいしい店だが、今日のバスク風チーズケーキも良かった。
フレーク状の塩がふりかけてあって、時折、強い塩味が加わる。
外は雨。お客さんもほとんどいない閉店前の時間を、のんびり過ごすことができた。
そんな土曜日。
今夜は大雨。低気圧のせいか頭痛がする。仕方がないので、もう寝ます。おやすみなさい。
*1:行くたびに味が違う気がする。でもおいしいから気にしない。