インドの焼きそば・薩埵峠

チョウメン

静岡市葵区千代田にあるインド料理店「ガネスジ」でお昼ごはんを食べた。
ちょうど近くに立ち寄った時間に昼時を迎えたのだが、昨年に行ってなんとなく気に入った店でもあるので、これ幸いと昼を済ませることに。
今日は看板にある「焼きそば」、つまりインドにおける焼きそばである「チョウメン」を注文してみた。前に来た時に気になったメニューのひとつ。いつか食べたいと、ToDoリストにメモをしていたのだった。

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この店では「チョーミン」とメニューにあった。
シーフード、マトン、豚、野菜など種類は色々。カレーと同じく辛さも選べる。

マトン・チョーミンを「辛め:北インド料理レベル」で注文。飲み物はチャイをホットで。他にサラダと、小さなスープが付く。なかなかにお得なランチセットだと思う。

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チョーミンあるいはチョウメン、似たようなものは南米で食べた。
おそらく世界各地にある、中国料理店由来の料理ではないだろうか。つまり炒麺である。

 

 

この店のチョーミンは、なかなかおいしい。
冷蔵庫にインドカレーが少しだけあって、他に焼きそば用の蒸し麺とマトンと野菜があって、さらにインド料理用スパイスが完備してあれば僕でも作れそう。いろんなものを鍋に投入していく、足し算の料理だ。
特に濃い味が好きな人には好まれるだろう。

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この種の”居抜き系インド料理店”の例に漏れず、このチョーミンも量が多い。
しかもナンとカレーとは違い、延々と同じものを食べ続けることになる。
「カフェごはんにするには、キュウリのサラダや根菜のピクルスが欲しいな…」などと、益体もないことを考えてしまった。

でも無心になって、濃くておいしい食べ物を口に運ぶのは、それはそれで楽しい。
実際、まちがいなくおいしいのだから。特にマトンはスパイスと合わさって、これ単品で食べ続けたいくらい。

良いランチだった。
インド料理店では、カレーかビリヤニばかり注文してしまう。これからは麺も選択肢に入れよう。

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街に点在する"居抜きで、ボリュームがあって、似たようなセットメニューがある、インド・ネパール料理店"ではある「ガネスジ」だが、わざわざ選んで行く価値がある店だと思う。近くにはインドと全く関係が無い、日本のカレー屋である「インド」もあるので、直前で「やっぱり和風で!」と変更もできる。

goo.gl

 

 

薩埵峠(さった峠)

暇な時間に、清水区の「薩埵峠」へ行ってみた。
特に理由はない。さらに東、富士市方面へ行く途中に、休憩がてら立ち寄っただけだ。

静岡県の中部と東部の境、古い清水区民にとっては「清水と由比の境」にある峠。
遠景に富士山と伊豆半島、眼下には東海道駿河湾を一望できる場所である。ちょうど、静岡県の最も細い場所*1を見下ろす場所にある。

名前は知らずとも、安藤広重の浮世絵で見たことがある人も多いだろう。国道1号線バイパス、東海道JR東海道線、そして新幹線の交差を見事に表した浮世絵は、広重の代表作である。

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ちなみにライブカメラはこんな感じ。

このライブカメラも展望台で確認できた。
歌えば声をYou Tubeで配信できたかもしれない。

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午後のまだ明るい時間に行ったのだが、ほとんど人とすれ違わなかった。
車で展望台近くの駐車場まで行くのが少し怖かった(道が細い…)が、それ以外は何の問題もなく、この絶景を楽しめる。

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富士山は下まで雪。遠くの伊豆半島も雪が見えた。

周囲はいわゆる「みかん山」で、駐車場も一部はみかん農家優先となっている。
そして「物品の販売禁止」と書かれているけれども、遊歩道はみかん山の中を歩くので、無人販売が普通にあるのも面白い。確かに市の管理地では、みかんを売ってはいないのだ。

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山を降りた先の由比町にも用事があった。
由比は本当に細い町。海側を鉄道や道路が通り、山側には古い東海道を含めて3本くらいの車道が並走している。その細い車道の間に家が立ち並んでいる。車で走ると、すれ違いが大変。
昼のチャウミンを消化するためもあって、目的地までは徒歩で。狭くて、静かで、斜面が多くて、まるで瀬戸内の島のような風景。ただし瀬戸内海の村ほど明るくはないし、目を上げると高速道路の高架が見える。
これから先、外出の自粛もしなければならないだろう。由比も今一度、探索をしたいのだが、困ったことだ。

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そんな金曜日。
インド料理店に行くと、夕食の後でも「インド料理店に行ったあとの感じ」が消化器系に残る気がする。胃がもたれる、とかそういう具体的な何かがあるわけではないのだが。

 

お題「ささやかな幸せ」

*1:東海道ベルトのチョークポイント

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